■ひろゆき氏が説明していた“30億円踏み倒し疑惑”の真相
そんな疑惑について、ひろゆき氏は昨年6月にYouTube上で“真相”を明かしていた。
「僕、悪いとまったく思っていないんですよね。法が間違ってたよね、っていう派閥なんですよ」と主張し、こう説明した。
「日本って今の場合、プロバイダ責任制限法があって、Yahoo!でもmixiでもいいんですけど、何かしらの名誉棄損的な行為が起きました。で、その時は、『サイトの管理者が知らなかったら一切責任はありません』っていう法案があるんですよ。僕が『2ちゃんねる』をやってたときは、その法案がなかったんですよ。なので例えば、誰かが『ヒゲオヤジはクソである。死ね』って書き込んだとして、僕は一切知りませんでした。でも、そのことについて裁判を起こされていたら、僕が100%負けてたんですよ」
つまり、2001年にプロバイダ責任制限法が制定される以降は、“管理者側が知らなければ問題なかった”という。いっぽう「それ以前に裁判がありました」といい、賠償金を支払わなかった理由をこう語った。
「法律が間違っていたとしても、裁判というのはその時にある法律で判断しなければいけないので判決は出ます、と。判決で『お金を払ってください』というのが出るんですけど、(中略)『お金を払わなければいけない』という法律もないんですよ。
もともとプロバイダ責任制限法がない状況で、『そもそも僕に責任があるのがおかしいよね』と思うように、判決が出た場合に『お金を払わなければいけない』という法律もないので。少なくともどんな変な法律だとしても法律に従うべきであるというのであれば、“僕が負けたというのは正しい”。ということは、“僕が払わないというのも法律上アリ”なんですよ」
さらに、ひろゆき氏は「30億円」を請求されたことがなかったという。
「ひろゆきさんは2021年9月に出演した番組でも、“踏み倒し疑惑”について説明していました。訴える側は削除目的だけだと裁判を起こしにくいため、便宜上、損害賠償金を請求した場合が多かったようです。支払いは10年間で時効成立となりましたが、賠償金を請求されることはなかったようです。一般的に判決では賠償金を支払わなかった場合に、利子が記載されていることが多くあります。そのため、賠償金の総額と10年間分の利子を合わせて“30億円”と噂されるようになったといいます。ひろゆきさん自身は、『何十億円払えという判決を受けたことはない』と話していました」(前出・WEBメディア記者)
いまだに“疑惑”がつきまとうひろゆき氏。それほど影響力が強いということだろうか。