■小西議員の「サル」発言騒動、国民・玉木代表は「政権を取れない」とバッサリ
立憲民主党といえば、3月下旬にも小西洋之参院議員(51)が記者団に向けて、衆院憲法審査会の毎週開催を「サルのやること」「蛮族の行為」と発言し物議を醸したばかり。小西議員は“オフレコかつその場で撤回した”と釈明したものの、発言が報じられたことで与野党から批判が相次ぐ事態となった。
「立憲民主党も小西議員の発言を問題視し、参院憲法審査会の野党筆頭幹事を更迭。加えて、最も軽い処分にあたる『幹事長注意』を科しました。小西議員は衆院の各会派に“おわび行脚”をしましたが、4月11日にTwitterに投稿した謝罪文を印刷して配っていたのです。そのため『社会常識としておかしい』と更なる批判が噴出し、火に油を注ぐことになりました」(全国紙記者)
国民民主党の玉木雄一郎代表(53)は、19日放送のラジオ番組で「(小西議員のように)そういうことを言う政党は政権を取れないし、取るべきでない」とバッサリ。25日の記者会見でも、「野党第1党にしっかりしてもらいたい。今のままでは本当にダメになる」と危機感をあらわに。小西議員の発言にも言及し、「野党第1党は、もう日本維新の会まっしぐらということになると思う」とまで言い切った。
「立民は昨年7月の参院選で自民党に惨敗しています。先日の統一地方選前半では北海道知事選を落とすなど存在感を示せず、公認候補を擁立した衆参3補欠選挙で全敗に。一方、今回の統一地方選挙で目標とする首長と地方議員600人を大きく上回った維新の会は、次の衆議院選挙で野党第1党を目指しています。
玉木代表は25日の記者会見で立民との選挙協力を否定し、勢力を伸ばす維新の会を『われわれに最も近い政党だ』と連携に意欲を示していました。野党第1党の地位が危ぶまれる立民ですが、国会で“うな丼”を追求するようなレベルでは支持者離れも仕方がないでしょう」(前出・全国紙記者)
このまま、“オワコン政党”に成り下がってゆくのだろうか。