保険証だけじゃない! 運転免許証、母子手帳…マイナカード一元化が今後招く「今以上のトラブル」リスト
画像を見る 岸田首相は「政府をあげて、コロナ対応並みの臨戦態勢で、信頼を1日も早く回復するべく」と言うが(写真:時事通信)

 

【「マイナカード一元化」で起こりうる(起きている)トラブル一覧】※柏木さんの解説を基に本誌作成

 

<健康保険証>

・登録が確認できず無保険扱いになって医療費10割負担
・顔認証の不具合によって病院で本人確認ができない
・救急搬送されても暗証番号がわからず、本人確認できずに病院が受け入れ拒否
・暗証番号流出によって病歴や治療歴などが漏れる危険

 

<公金受取口座>

・他人の情報が紐付けられて不正受給や誤受給が発生
・暗証番号の流出によって銀行の口座番号が流出

 

<運転免許証>

・有効期間表記がマイナカードにはないことで失効に気づかず運転する危険
・他人の情報が紐付けられて違反や事故歴の取り違えが発生し、ゴールド免許に影響

 

<障害者手帳>精神障害者保健福祉手帳、身体障害者手帳

・公金受取口座をほかの家族や他人が勝手に自分と紐付け、詐取される危険
・暗証番号を設定せずに交付を受けると、あらゆる手続きや情報確認がネット上で不可能に

 

<母子手帳>

・暗証番号流出によって子どもの出生情報が流出
・子どもの予防接種記録や病歴が流出

 

私たちの親世代や、自身が高齢になった際にも生活に大きな混乱をきたしかねない問題ばかりだ。

 

「たとえば、保険証では医療機関の窓口で本人の資格確認ができず、自己負担10割となってしまった実際のケースや、暗証番号の流出により公金受取口座を悪用されてしまう恐れなど、今後に起こりうるケースまで挙げています。これら各項目を把握したうえで、来る一元化に備えましょう。そしてまた国会で議論が進む諸問題に関しても、疑問を持ったら質問したり、SNSで問いかけたりと、意識を高めていきましょう」

 

老後の生活、個人情報は自分で守る、それを肝に銘じよう!

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