■頭をよぎった言い訳「この駐車場で車の買取査定をしていた事に……」
自業自得ではあるものの、多くの人の共感を得て話題になった今回の車炎上事件。いむんちょさん本人に、“炎上”前後の話を聞いた。
ーー社長に話すことを決意するまでにはどのような言い訳を考えていましたか?
「この駐車場で車の買取査定をしていた事にするか、この付近のお客様ご自宅付近が狭く駐停車が困難でマルハンに停めてた事にしてしまおうかと考えてました」
ーーなぜ正直に話そうと決意されたのですか?
「僕のような少ないフォロワーさんにだけ見られる分にはなんとも思わなかったんですが、ここまで拡散されてしまい、バレるのも時間の問題だと思い自身の口で報告しました。でも、社長は『何かのドッキリ?』と言って最初は信じて貰えず……。ドッキリならどれだけよかったか……」
ーー売り上げは伸びていますか?
「お陰様でGoogleマップのクチコミにも応援のメッセージが届き、会社の電話にも“Twitterで営業車が燃えたツイートをみて連絡しました”など、お問い合わせが多くなりました。ちなみに、本日(22日)はホームページの問い合わせフォームからの返答で1日のほとんどを使ってしまいました笑
実際に出張査定の依頼も、既に多くのお客様から頂いております。明日も早速朝から晩までぎっしりスケジュールが入ってます」
ーー今後パチンコ店で休憩はされますか?
「トイレだけ……いや、行きません笑」
いむんちょさんが勤めるのは神奈川県を中心に車の高価買取査定を行う「車買取レンジャー」。買取した車は独自のルート(輸出等)で次のユーザーへと繋ぐため、他店より高価買取が実現できるという。売り上げが伸びない場合、自腹で営業車購入費を捻出することになるとのこと。いむんちょさんも、「無料出張査定を実施しておりますので、お車のご用命がありましたら是非一度お問い合わせ下さい!」と必死な様子だ。
ちなみに、打っていたパチンコの戦績は「上手くいっておりません笑 負けました」とのこと。災い転じて福となるーーとは、まさにこのことか。
なお、いむんちょさんからは、SNSで数多くの問い合わせを頂いているため、取材謝礼を辞退したうえで子供たちに寄付してほしいとの申し入れがあった。車は燃えたが、どこまでも謙虚ないむんちょさんであった。