■踏み込んだ発言はほとんどナシ…政策主張の場で際立った小泉氏の“薄さ”
また、賛否が分かれた選択的夫婦別姓のテーマでは、上川陽子外務相(71)と茂木敏充幹事長(68)は賛否を示さず、他の候補者も様々な問題を指摘した上で慎重な姿勢を見せていた。
いっぽう賛成派の小泉氏は、「もう議論を続けて30年。もう決着の時だと思います」とキッパリ。国会への法案提出や党議拘束を外すことを主張しつつ、こう熱弁していた。
「別姓を選択したいという選択制。この選びたいという方に対して、選ぶ選択肢を増やす社会を作る。これが私が言っている1人1人の選択肢、人生の選択肢を増やしたい、こういった思いを持って、この総裁戦を私は議論を展開していきたいと思います」
しかし具体性を欠いた発言だったためか、大越キャスターは感想を述べることなく、すぐさま高市早苗経済安保相(63)を指名していた。さらに高い関心が向けられている防衛増税についても、小泉氏の“薄さ”は際立っていた。
まず茂木氏が、“税外収入などの財源を使えば負担増なしに政策を前に進められる”などと主張。いっぽう河野氏は“国民の間で防衛費を増すコンセンサスができた”“防衛費の使い道を国民に説明していくことが大切”などと主張し、意見が分かれることに。
ここで大越キャスターが、「今、お2人の発言には、やはりちょっと違いがありましたよね。小泉さんの考えはどうですか?」と質問。すると「これは岸田政権が相当な政治エネルギーを費やした上で決めたことですよね。私はそれは引き継ぎますね」と述べるにとどまり、踏み込んだ発言がないまま約2秒の沈黙が生まれていた。
時事通信が6日から9日に実施した世論調査では、“総裁にふさわしい候補者”としてトップの結果だった小泉氏。しかし政策の討論では具体性を欠いた主張が目立ち、不安を感じた視聴者もいたようだ。当の本人は「迷ったらフルスイング」の構えを見せているが、Xでは空回りの状態に愕然とする声が広がっている。
《全っ然喋れてなかったですね 他の候補者は他国との関係を鑑みたり、今までの自分の経験や功績から具体的な話をあれこれ説明してたのに、進次郎だけ1言………2言……おわり!!》
《報道ステーション観てるけど ビックリするぐらい小泉進次郎が残念すぎる。簡潔に話してるのではなくて話せないだけ。頭悪いですむの?》
《報道ステーション 見てたけど進次郎 思った通りやばいな ちゃんとした議論もできないじゃん もしほんとに総理大臣に選ばれたらマジやばいぜ 人気投票なんかで選ばれないでほしい》
《小泉進次郎さ、やっぱり浅いよこいつ 官房長官選ぶ理由が 「心から信頼できる方」だけかよ 総理は優秀な人選ばないとマジで駄目だって》