■「自分の当選に必死な議員に総理は無理」
今回の候補者のなかで注目度ナンバー1なのが、小泉進次郎議員。
「若くて知名度もありますが、『30年後の自分は何歳かな』と語る人ですから、この人でいいのかという不安があります」(伊藤さん)
こう指摘されるように、その独特の発言が“進次郎構文”と話題に。自民党のスタッフもこう語る。
「気候変動問題に取り組むのは『クールでセクシー』『プラスチックの原料って石油なんです。意外に知られていない』など、首をひねりたくなる発言が目立ちます。
また独身時代の不倫疑惑が報じられたり、女子アナウンサーとの関係が取り沙汰されたり、女グセも気になるところ。とはいえ、政界では“神輿は軽いほうがいい”といわれているように、人気があって扱いやすい進次郎議員を推す声は少なくありません」
小泉議員と同じ40代で、注目を浴びているのが“コバホーク”こと、小林鷹之議員だ。
「開成高校、東大、財務省とエリートコースを歩み、政策能力にも定評があります。ただ、一匹狼的なところがあり、応援してくれる“友達”が少ない印象」(政治記者)
エリートコースを歩んできたが、仮面浪人や留年も経験するなど、意外と苦労人との評判もあった。
「知名度が低いのが難点。金もないから、パーティばかりやっていました。自分の当選に必死な議員に総理ができるわけがない。推薦人も“弱い”。20人のうち、1回生議員が6人もいる状態です」(自民党スタッフ)
2018年と2021年の旧統一教会系のイベントに祝電をおくったり、出席したりするなど、その関係も不安材料。
「裏金問題で安倍派幹部が要職から外されていることを疑問視する発言をするなど、若いけれども“古い自民党体質”を強く受け継いでいるという声も」(政治記者)