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前知事の斎藤元彦氏(47)が返り咲いた先の兵庫県知事選。斎藤県政の2期目がスタートしたが、パワハラなどの疑惑が指摘された内部告発文書問題は百条委員会で調査が継続されている。

 

いっぽう選挙戦をめぐっては、物議を醸した出来事も。斎藤氏を応援する目的で出馬した「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が、百条委員会・奥谷謙一委員長の自宅兼事務所前で街頭演説をしていたという。

 

奥谷氏は18日の記者会見で、立花氏が「引きこもってないで家から出てこいよ」「これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておく」と演説中に発言していたことを指摘。奥谷氏の母親は避難したといい、「家族にこれだけ迷惑をかけているというのは大変辛かったですし、同時にすごい怖い思いをしたということでありますので、これは大変遺憾です」と語っていた。

 

いっぽうの立花氏は、19日に《奥谷謙一委員長を立花孝志に対する名誉毀損で提訴します!》とXで宣言。さらに21日には、《奥谷委員長の親戚の会社が倒産してるようだ!》と投稿。あるユーザーが奥谷氏の親族が経営する不燃板の製造・販売会社が倒産していたことを指摘する投稿を、引用リポストしていた。

 

だがこのことをきっかけに、奥谷氏に対するデマが流れ出しているという。

 

破産情報サイトによれば、兵庫県三木市にある不燃板の製造・販売会社が破産手続開始決定を受けたのは今年2月のこと。Xではこの会社の副社長を、奥谷氏の亡き父親が務めていたと指摘されている。

 

いっぽうサイトでは「破産事由」として、《官庁工事への納品が多く、官庁の建築工事が減少し続け、さらに新コロナ事態では工事の延期や予定案件の中止なども相次ぎ、同社は売上不振から、資金繰りに窮し、今回の事態に至った》と記されていた。

 

このことから斎藤県政と結び付けて、奥谷氏を懐疑的に見る人が出てきているのだ。立花氏の投稿には、《斎藤知事下ろしの騒動の原因の一つですね!》《私怨からの百条委員会》といった声が寄せられている。

 

つまり、“公官庁の工事を請け負っていた奥谷氏の親族会社は、斎藤県政によって仕事が減ってしまい、奥谷氏が斎藤知事に恨みを抱いている”という風に解釈されているのだ。たしかに斎藤氏は1期目に、財政改革の一環で県庁舎の建て替え計画を凍結している。

 

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出典元:

WEB女性自身

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