外資系生命保険大手・プルデンシャル生命保険が1月23日の午後3時に会見を開くと発表した。同社は1月16日に、100人超の社員や元社員が、顧客約500人から計31億円以上の金銭を騙し取るなど不適切な行為があったと公表していた。
会見では、問題が起きた背景や、再発防止策などについて説明するとみられている。
「今回問題を起こしたのは、“ライフプランナー”と呼ばれる営業社員たちです。
“プルデンシャルの社員しか買えない株がある”などと言って、金銭を詐取。また顧客に暗号資産への投資など儲け話を持ちかけ、受け取ったお金を着服するなどしていたそうです。
“ライフプランナー”には、新卒で就くことはできず、セールスマネージャーと言われる営業所長などが他業界で働いている人をヘッドハンティングしています。大手総合商社から転職する人もいるといいます」(社会部記者)
他業種からどうやって採用しているのだろうか。1年ほど前に実際に勧誘を受けたエンタメ業界に勤めるAさんは明かす。
「プルデンシャルの営業所長とは、大学の先輩に呼ばれて参加した飲み会で知り合いました。プルデンシャル社員のイメージ通り、ガタイのいい40代後半のおじさんでしたね。
飲み会で話をしていると、『プルデンシャルの主催する学びの場があるので、ぜひ来てみては』と誘われました。
さらに翌日、LINEで《昨日はどうも!セッションが、〇月〇日の夜あるけど、時間どうかな。CIPと言って、仕事に対する考え方を、チャンピオン支店長がレクチャーする》という内容のメッセージが。
プルデンシャルの営業力の秘密などを知れたらいいなと思い、軽い気持ちで参加することにしました」
レクチャーに出席するために、Aさんはプルデンシャルの支社に足を運んだ。
「会社に入り、営業所長と少し話した後、すぐに“チャンピオン支店長”が待つ部屋に通されました。“チャンピオン支店長”とは、数ある支店のなかでも、売り上げがすごい支店の支店長だと説明されました。レクチャーというので、何人か参加者がいるのかと思ったら、私一人で驚いたのを覚えています。
その“チャンピオン支店長”は、もともと新卒で大手映画会社に入社して、プルデンシャルに転職したというキャリアでした。私がエンタメ業界で働いているので、近い業界の人を選出したのでしょう。
そして、自分がどれほど稼いでいるのかなどを伝えられたあとに、プルデンシャルの会社についての説明が始まりました。生命保険を説明する動画なども見させられましたね。動画は、“父親が交通事故にあって亡くなってしまったものの、生命保険に入っていたおかげで、子供が学校に通うことが出来た“という内容のものでした。
仕事に関するレクチャーなどは少しもなく、全く学びの場ではなかったので、誘い文句と違いすぎて驚きました」
大手企業のエリートが次々と転職する背景には、“強引すぎるヘッドハンティング”があったのか――。
