(写真:時事通信) 画像を見る

先の衆院選で、選挙前の172議席が49議席になるという歴史的な大敗を喫した中道改革連合。多くの議員が職を失ったが、ある女性前議員の投稿が波紋を呼んでいる。

 

《ママ普通の人になったの? 家族への想い 落選を伝えた時に、娘から言われた一言です。》

 

2月17日、Xでこう書き出したのは、東京15区で落選した中道改革連合の酒井菜摘氏(39)落選を伝えた際に、娘から言われた言葉を明かした。

 

看護師・助産師の酒井氏は、自らも子宮頸がんや不妊治療を乗り越えて’17年に長女を出産。’24年2月の東京15区の補欠選挙で衆議院議員に初当選し、同年10月の衆院選でも小選挙区を制したが、わずか2年で議員生活を終えた。

 

投稿の続きで、《「そう、ママ普通の人になっちゃった。どう?どんな風に感じる?」と聞いたら、「嬉しい」》と明かし、その理由を尋ねると《「たくさん一緒に過ごせるから」》と娘は答えたという。

 

酒井氏は《 寂しい思いを我慢させてきたんだな… と感じました》といい、《落選後1週間。家族とご飯を食べ、娘と一緒にお風呂に入れる毎日が幸せです》と、議員時代の多忙ぶりをうかがわせた。

 

続けて《まだ日中は忙しい毎日ですが、今日は夕方帰宅できたので食事を作りました。家事や育児を任せっきりだった夫には感謝してもしきれません》といい、《これからはこれまで以上に夫と娘に恩返しをし、一緒に過ごす時間を大切にしたいと思います》と、家族への感謝を述べた。

 

最後に《これをご覧になっている皆さんも日々本当に忙しいと思います。 私たち頑張ってますよね》と励まし、《よく食べ、よく寝る。規則正しい生活も大切にしていきましょうね。ご自愛ください》と呼びかけた。

 

投稿には、キッチンで家族のために夕飯を作る動画も添えられており、一見すると心温まるメッセージなのだが、投稿内の“4文字”がいまSNSで波紋を広げている。

 

議員でなくなったことを「普通の人」になったと表現した酒井氏だが、X上では一部から

 

《無意識に出る「議員=特別な人」という階級意識すごい。やはりリベラルたるもの階級社会を志向し自らその上部に座りたいものですよね》
《露骨な選民意識》
《何だよ、普通の人って。嫌な言い方》
《なるほどねえ、、、、 今まで、「普通の人」ではなかった訳だね。》
《普通の人っていう発言自体が国民に対して失礼》

 

という声が寄せられてしまうことに。昭島市議会議員で自民党の三田しゅんじ氏も《忙しいのはわかりますが、別に議員は「特別な人」じゃないですよ。「普通の人」との意識がないなら、国民の皆様のことを理解できなかったんでしょうね》と投稿。議員の立場から批判した。

 

一方で、そもそも「普通の人」との表現は、酒井氏の8歳の娘から出た言葉であり、擁護の声も上がっている。

 

《子どもの言語感覚としての「普通の人」ってことでしょう。子どもの中で「ママは忙しい」けど、「議員さん」だから仕方ないと折り合いをつけてるんだと思うよ》
《議員は普通じゃないのか、特権かって言いがかりにも程がある。子供からしたらどう考えても普通じゃねーよ。子供の周りのだいたいのママは、家にいるか、朝仕事に行って夜帰ってくるもんだろ。それが娘から見た「普通の人」だよ。この程度は読み取ってくれ》

 

先の衆院選で北海道第7区から出馬して落選した中道の篠田奈保子元衆院議員(54)も次のように擁護した。

 

《国会議員になったら、家事も育児も介護も丸投げせざるを得なく、一般的な生活からかけはなれた、生活がありました。「普通」という言葉に反応がされてますが、国会議員の生活って、そんな実態でした。これが事実です》

 

ある全国紙政治部記者は言う。

 

「篠田氏も言うように、忙しく国会議員として働くかたわら育児にも励んでいた状態から、落選して議員以前の生活に戻ったことを娘さんも“普通の人”と指したのでしょうし、酒井氏の特権意識によるものではないと思います。

 

それでも、この“普通の人”という表現にさせ、これだけの反感が寄せられてしまうというのが、酒井氏というよりも今の中道改革連合への逆風の強さの表れ。今回の選挙でリベラル勢力は影響力をかなり落としてしまったわけですが、高市旋風のなか、どう国民の支持を獲得していくかが試されています」

 

解釈によって批判はあれど、今この母娘が噛みしめているのは、何物にも代えがたい”普通”の日常なのだろう。

 

次ページ >【投稿あり】「特権意識すごい」波紋呼んだ酒井氏の投稿

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: