「女性天皇を生きているうちに見てみたい」
3月27日の記者会見でこう発言していたのは中道改革連合(以下、中道)の小川淳也代表だ。この発言、早速党内外に大きな波紋を広げた。しかし1週間後の4月3日の記者会見で、
「私もちょっとあのとき、言葉のハンドリングを誤ったという認識で、率直にお詫びをして訂正したい。訂正する機会があればなと願っていたところです」
と訂正、謝罪したのだ。また続けて、
「あくまでも私見と断った上ですが、女性天皇の議論は将来的に大いにあっていいし、肯定する立場、賛同する立場です。(中略)特に訂正したいのは、ちょっと『生きてるうちに』という不用意な一言が入ったことで対象者が限定されかねない。そういったことも含めて、私としても、結果として本人の意図するところとは異なる形で受け止められた可能性があり、お詫びをして訂正したいと思っています」
とも述べた。なぜ大きく発言を軌道修正したのだろうか。全国紙政治部記者は、小川代表が置かれる立場にも原因があるとし、こう語る。
「小川氏の“見てみたい”発言に対して、“もう少し慎重に発言すべきだった”“国会で進行している議論の理解が乏しすぎる”という声が党内からも聞こえていました。
メディア各社の世論調査のなかには、女性天皇・女系天皇を容認する声が9割にも上ったものもあります。また、愛子さまのご即位を望む『愛子天皇』論も根強いことも事実で、その実現に向けて党として動き出すのか、と見られる可能性もあるわけで、小川氏の訂正は仕方がない部分もあったのでしょう。
今国会で行われている皇族数確保策の議論は、2022年に政府が国会に提出した有識者会議の最終報告書がベースになっており、“秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない”という前提があります。旧立憲民主党、旧公明党も同様に最終報告書の土俵の上で与野党間の議論に臨んできたこともあったので、軽々に議論することはできないという声が上がったわけです」
