「婚姻届を出したら俺、捕まる」“独身偽装男”が市役所窓口で衝撃の自白…5年以上も騙され続けた女性は妊娠中「私の人生をめちゃくちゃにした」
画像を見る A子さん(左)と加害者のY(右)。A子さんは交際前「次につき合う男性とは結婚したい」と伝えていた

 

■相手の母親からの心ない言葉

 

A子さんは泣きながらYを連れて実家に行き、寝ていた両親を起こして、Yに説明を求めた。事態を初めて知った両親は、あまりのことに唖然としたという。

 

「『娘を騙していたってこと?』と父が聞くと、彼はこの期に及んでもまだ『子供がいるので離婚できないんですが、A子さんとの子も、せっかくできたけん、産んでほしいと思っています』などと言いました。両親は『離婚もできないのに何を……』とあきれた様子で、しびれを切らした父が『慰謝料もらって別れろ! 後は弁護士を通じて連絡するけん!』と言い、Yを帰らせました。仲のいい平和な家庭で、両親には大切にしてもらってきたので、こんなことになって本当に申し訳ない気持ちになりました」

 

その後は、父親が矢面に立ち、A子さんも示談書を作って、慰謝料の交渉をおこなった。Yは当初こそ反省するそぶりを見せたが、「弁護士に聞いたら、これが相場だから」と提示してきた金額は、慰謝料300万円、養育費月4万円だった。

 

「人生をこんなにめちゃくちゃにされて300万円なんてと思い、父と相談して養育費一括と慰謝料を合わせて1500万円を要求することにしたんです。彼は、『離婚しても隠し口座に1000万円の貯金があるから大丈夫』と言ってきたので、それも全部出してもらおうと考えました」

 

すると、「明らかにYさんの態度が変わった」とA子さんは振り返る。

 

「『は?1500万円なんて払えるわけがないじゃん』と、ふざけた態度をとるようになりました。隠し口座に1000万円あるやろと伝えると、『そんなんない。借金が2800万円ほどある』と。貯金の話もまったくのでたらめだったのです」

 

Yに支払い能力がないことを知ったA子さんの父親の怒りは、ついに頂点に達した。一家はYの両親との直接対話を求め、実家へと乗り込んだ。しかし、そこでまた驚愕の嘘が判明したのである。

 

「彼からはずっと、父親は認知症、母親はがんで介護が大変と聞かされていたのですが、まったくそんな様子はありませんでした。私はここでも騙されていたんです」

 

Yの両親は最初、息子の行動を謝罪したが、話し合いの途中からYの母親が感情的になり、A子さんに心ない言葉をたくさん投げつけてきたという。

 

「『息子は家族があるから一緒になれませんよ』『慰謝料を取るんやったら息子にはもうかかわらんといて』『本当に息子の子かDNA鑑定したい』と言い、『今やったら、まだ堕ろせるやろ』と私に何度も堕胎するように言ってきたのです」

 

結局、話し合いは決着を見ないまま、A子さんたちは実家を後にすることとなった。

 

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出典元:

WEB女性自身

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