■社会の意識を変えるためには、刑事罰化を
A子さんは20代後半の大切な数年間を加害者に奪われた。彼女の事例から、独身偽装がいかに罪深い行為であるかが浮き彫りになる。また、Yのジム仲間である友人も悪質だ。彼はグルだったか、あるいは真実を告げずに片棒を担いだことが推測される。
「独身偽装被害者の会」の創設者であり、自身も被害者であるマイコさんは、次のように指摘する。
「“女性は男性の消費物である”という社会的意識がまだまだ残っているように思うのです。この意識を変える必要があるでしょう。たとえば多くのケースで、加害者の家族は事実を知っても『よくある男女トラブル』などと加害者を擁護するケースが多いです。しかし、これが刑事事件で処罰されるのであれば、反応が違ってくるのではないでしょうか? 社会の意識を変えるためには、刑事罰化が必要だと思うのです。現段階では、法曹関係者には刑事罰化に否定的な人もいるようですが、不同意性交等罪が新設されたときも同じような反応がありました。学校教育にも取り入れられ、『真の意味での性的同意』が重く見られる時代、刑事罰化も含め『独身偽装を許さない世の中』への実現に向けて動いていきたいと考えています」
被害者は、「この問題の重大さをもっと認知してほしい」「刑事罰化してほしい」と訴えている。その声に、耳を傾けるべきではないだろうか。
(取材・文:ウラノけいすけ)
画像ページ >【写真あり】A子さんと結婚を誓い合う加害者・YのLINE(他4枚)
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