「まったく萎縮していない」米国から制裁されたICC・赤根所長 オランダで面会した山尾志桜里氏が明かす「赤根さんが喜んだ手土産」
画像を見る 検察官として後輩と先輩の関係でもある、山尾氏と赤根所長(山尾氏のXアカウントより)

 

■日本での署名活動は「とても力になっている」

 

心配なのは、赤根さんの心身の健康状態だが……。

 

「実際にお会いしてみて、ものすごく元気でした。以前とまったく変わらないという印象です。食事もご一緒したんですが、食欲もしっかりあり、会話も明るく、健康を維持するためのケアも十分されていると感じました。

 

日本での署名活動についても『とても力になっている』『勇気になる』と繰り返しおっしゃっていました。本当に『日本の市民社会からの支援』を喜んでおられました」

 

一方、山尾顧問は、ある“お土産”を手渡したそうで……。

 

「じつは……高市首相のお菓子(さなえちゃんラングドシャ)をお土産としてお渡ししたんです。とても喜んでくださり、笑顔が印象的でした。

 

お土産に首相のラングドシャを選んだ意味? 高市首相の『今回の措置は日本の立場と相容れるものではなく、大変深刻に受け止めている』という発言の翌朝(26日朝)、茂木敏充外務大臣(70)から赤根所長に電話があったとも聞いていましたので、日本政府が支える姿勢であるということも伝えたいと思ったんです」

 

ただ、赤根さんは個人的な不便については「口にしない」のだという。

 

「個人的な不便――たとえばクレジットカードが止まった、口座がどうなった――といった話をほとんどされません。むしろ『日本が世界から信頼される、法の支配の守り手であることが大事』とか、『日本には大きな期待が寄せられている』という大きな視点に立って話されていました。

 

ご自身の状況よりも、つねに『法の支配』と『日本の役割』を語る。その姿勢に、私自身も本質を見つめ直す思いでした」

 

そこに、赤根さんの変わらぬ信念があると山尾顧問。

 

「赤根所長は『私が死んでも裁判官の代わりはいる』という彼女の名言があるように、個人の不便を大きく語る方ではありません。しかし、私の受け止めとしてですが、実際の影響は言葉にできないほど深刻ではないかと思います。

 

じつは、赤根所長は2023年、ロシアのプーチン大統領らに逮捕状を出し、世界から賞賛を受けました。しかし報復として2025年12月、ロシアから欠席裁判で有罪判決を受けています」

 

ICCとしては、世界中で裁判を行う必要があるのだが、ロシアと犯罪人引き渡し条約を結んでいる国にはトランジットも入国もできない状態なのだという。

 

「そのような状態に、今回の米国制裁が加わったわけですから、生活・移動・金融・通信など、想像を絶する圧力がかかっているはずです。それでも赤根所長は萎縮せず、職務を続けています。その強さを改めて感じました」

 

赤根さんとの面会を経て、山尾顧問があらためて日本政府に訴えたいこととは。

 

「まず日本企業に対して『米国の大統領令や制裁に従う法的義務はない』と明言してほしいと思います。これはICCと赤根所長、そして日本の主権を守る大きな力になります。

 

また、米国政府に対しては、制裁拡大を防ぐよう主張すること。さらに金融庁に働きかけて、二次制裁のリスクを回避し、日本の金融機関が赤根所長との取引を継続できるようにすること――これらは高市首相にしかできません」

 

画像ページ >【写真あり】赤根所長を支援する方針を示した高市首相(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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