会見するGMO熊谷代表(写真:共同通信) 画像を見る

「この度はお客様をお守りすることができず誠に申し訳ありませんでした」

 

頭を深々と下げ、こう謝罪をしたのは「GMOインターネットグループ」の熊谷正寿代表(63)。11月2日、10月中旬から発生し、社会的関心事となっているグループ企業「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを巡る記者会見を行い、熊谷氏を始め、出席した幹部らが一連の経緯や謝罪、質疑応答を行った。

 

熊谷氏は、不正アクセスによって顧客の情報が流出したことを受け、グループ内で以前から指摘されていたシステム上の問題などを認め、謝罪するなど代表として会見では終始矢面に立っていた。一方で、謝罪中に突如涙を浮かべたり、重複した内容の質問をした記者に対して「皆様の命の砂時計を無駄遣いしますから」と牽制するなど、会見中での大仰な振る舞いには疑問の声も寄せられた。

 

とりわけ、ネット上で厳しい声が寄せられているのは、“身内”への厳しい態度だった。

 

質疑応答の場面で、AIを活用したグループ全社での脆弱性検知システムの導入時期などについて問われ、スタッフにスクリーンにうつるプレゼンテーションの切り替えを求めた熊谷氏。しかし、7秒ほどたっても画面が切り替わらず、熊谷氏が「すぐでますか?」と促してもまた7秒ほどが経過。すると、これに業を煮やしたのか、熊谷氏が「時間かかるなら、時間かかるって言って。お待たせしちゃいけないから。パワーポイント、すぐ使えるように準備しときなさい」と指摘すると、ようやく画面に映し出された。

 

また、9月に発生していたグループ企業「GMOトラストログイン」での情報漏洩を受け、グループ全体でのシステム設計についての見解を問われた場面では、熊谷氏が回答した後、同社責任者の男性が改めて詳細について話すことに。壇上横の下手サイドにいた男性がマイクを持ち、説明を始めると、熊谷氏が「ちょっとすまん」と遮るようにカットイン。そしてこう言い放った。

 

「ちゃんとボタン閉めてください。あなたお詫びをしているのにボタン開けてどうすんだ」

 

指摘された男性は「はい、申し訳ありません。はい、申し訳ございません」と平謝りし、ボタンを閉じて改めて説明を始めたのだった。

 

一連の場面について、段取りや礼儀を重んじるという点において、ビジネスパーソンとして熊谷氏が高い意識を持っていることは見てとれる。いっぽうで、会見というオープンな場で、トップである熊谷氏が、部下を叱責したことについて、“ハラスメント”を想起した人も少なくなかったようだ。ネットニュースのコメント欄やXでは次のような声が。

 

《いやな上司だな。 まず、会場に謝って、「お時間を少々いただきます」と言って、部下を安心させて、しっかり立て直すのが上司の仕事なのに。 怒っても事態は変わらないのだから》
《会社として恐怖政治なんでしょうね。全員が固くなっていて練習したかもしれないけど、叱責を受けることになったのでしょう。》
《これ時価総額3000億円企業の実質オーナーのような人から言われたら現場は萎縮するやろなあ。。》
《こういう社員の前でやられたパワハラあるからトラウマ蘇った 最悪ーー!!》

 

いっぽうで、重大な社会的インシデントを引き起こしたことへの謝罪、説明する重要な会見であったことから、熊谷氏の一連の指摘は“妥当である”と捉える人も一定数いた。

 

《この程度でパワハラって、弱いにも程がある。》
《これ、圧? すぐ出ないから、場の仕切りを整理してるだけに見えるけど。》

 

とはいえ、会見のなかで「上下関係がある言葉は禁止用語としております。子会社はグループ会社、買収・M&Aは『仲間づくり』、社員は『パートナー』と呼んでおります」と開かれた社風について説明していた熊谷氏。会見だけを見ると、“上下関係がまったくない”とは言えないのかもしれない。

 

画像ページ >【写真あり】「自分に酔いしれてる」ツッコミ殺到した熊谷氏の号泣会見(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: