アーティストとして何十万人もの観客をライブパフォーマンスで酔わせ、あるときはニュースキャスターとして時事問題について語る。俳優としてまったくの別人格を演じたかと思えば、エンターティナーとしてバラエティ番組をコントロールする。日本一多忙なスーパーアイドル嵐の櫻井翔が、合わせ持つ4つの顔、4つの心について、語ってくれた。

 

Artist

「たとえば「『Happiness』を聴くと小学校の運動会を思い出します」みたいに、自分たちの音楽が誰かの人生の一部を彩る手助けをできていると実感できたときはすごくうれしいですね。それから、やっぱりコンサート!来てくれる多くの人たちにとってもそうだと思うんですけど、ぼくらにとってもコンサートは夢の時間。あんな時間、ほかにはどこにもないし!いちばん幸せで、特別な時間かもしれない」

 

Newscaster

「報道に携わらせていただくようになってから、新聞やニュースを“来週自分が伝えるかもしれない”という意味では身近なものとして捉えるようになりました。今年で7年目。日々の積み重ねという意味では、何かしらそうして蓄積されたものがあると信じてるんですが、具体的に何かといわれると自分ではわからないんですよね」

 

Actor

「基本的に役と私生活は切り離しているつもりですですし、役作りという意味でも、ここが自分と似ているなとか、自分のこういう面を引っ張りだして演じようとか、そういう感覚はまったくないです。数々の役者の先輩たちがいるなかで、ぼくが演技や役者を語れる立場にないと思います」

 

Entertainer

「春から有吉(弘行)さんと『今、この顔がスゴい!』(TBS系・木曜22時〜)という新しい番組をやらせてもらっていて、すごく楽しいんですけど、一方で緊張感も半端じゃなくて。夜10時という時間にメンバーとじゃなく自分一人でやるというのは……、ドラゴンボールの「天下一武道会」じゃないけど、決戦の場に来たって感じがするんですよ。とにかくすごく緊張しています。今は有吉さんとの2人のリズムみたいなものを早くつかめたらいいなと思っています」

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