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未成年へのわいせつ行為で書類送検となった山口達也(46)。今回の騒動を受け、TOKIOの他メンバーは5月2日に会見をひらいた。

 

質疑応答で「飲酒で山口を注意したことはあったのか」との質問が上がると、リーダーである城島茂(47)は「現場で酒の臭いがするなとか、二日酔いで調子が悪そうだなというときがたしかにあった。円滑にロケが進まないこともあった」と回答。「もっと注意しておけば……」と自戒した。

 

先月26日にひらかれた山口の謝罪会見に、「大人として、そして離婚したと言えども、二児の父親である以上、決して許されることではありません」「グループをまとめるリーダーとして、男として情けない限りです」とのコメントを寄せていた城島。同月28日放送の「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)でも「本当に30年やってきたのかなという、裏切りですよね」「復帰はありえない」と山口に対し、厳しい発言をしていた。

 

しかし今回の会見で城島は山口から辞表を渡された際、「正直、すぐ辞めてくれと言えない自分たちがいました」と心境を吐露。自分たちにできることとして、「まずは会見して謝罪する。それからだろう」という結論にいたったとも語った。山口の辞表については「私が預かっています」と明かし、こう述べている。

 

「TOKIOって甘い、リーダーって甘い、メンバー全員甘い、色んな声があると思っております。それも含めてメンバー全員受け止めていきたいと思っています。本当にこの度は申し訳ございません」

 

心揺れる城島は、山口と30年来の関係だ。2人はジャニーズジュニア時代からの付き合いであり、さらにTOKIOでは城島に続き山口は年長である。TOKIOの前身・TOKIO BANDは、2人で始めたバンド。その際のエピソードを14年4月、城島のラジオ「TOKIO CLUB」(TBS系)で2人は明かしている。

 

当時、パーマをかけていた山口を「かっこいい」と感じていた城島。バンドを目論んでいた際、山口がベースを弾けると知り意気投合。最初の1年はずっと衣装選びも移動もメンバーオーディションも、すべて2人でしていたという。

 

練習はもっぱら、城島の家で行われた。山口が話に夢中になると城島は、ギターで「C」のコードを弾き「練習しよう」と示したという。「リーダーは本当に優しい」と山口は回想していた。

 

当時20歳目前であったこともあり、「金はない、仕事はない」と将来に対して不安を抱いていたという。いまでも「C」のコードを聞くと城島は、2人だけのTOKIO BAND時代を思い出すという。

 

「この“C”のドミソの音聴くと、これ聴くと、当時のなんか、寂しい、切ない……」

 

城島と山口は「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)でも、たびたび2人でロケに参加していた。昨年11月に「おしゃれイズム」(同局)に出演した際、「いちばん過酷なロケは?」との問いに「DASH村の井戸掘り作業」と回答した城島。その作業も、城島は山口とほぼ2人きりで行ったという。

 

司会の上田晋也(47)に「井戸くらい、って感じですけど……」と言われると「井戸は本当に大変」と強調した城島。15メートルほど地面を掘り進めたようだが、水が出るかどうかも分からないまま掘り続けることが「心理的につらかった」という。その際、山口が“支え”であったと想像するには難くない。

 

謝罪会見で「TOKIOに戻りたい」と涙ながらに話した山口について城島は、2日の会見でこう語っている。

 

「家族以上、友人以上という関係だったので、助けを求める心の声が出てしまったかな、とも思います」

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