3月12日の午前7時――。地震発生から16時間後、仙台市若林区の荒浜地区に駆け付けた本誌取材チームが見たものは、一面に広がるがれきの山だった。ちゃぶ台、百科事典、鍋や食器……。前日まで人々の生活を支えていたはずのものが、すべてゴミと化していた。屈強な消防隊員や自衛官たちは懸命の救出作業を続けていた。だが、がれきの山に阻まれてなかなか前に進めないようだ。そんななか、取材を...

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