日本ハムの斎藤佑樹投手(22)が21日、札幌ドームでオープン戦・阪神戦でプロ入り後初めて先発した。試合結果は阪神打線が斎藤を攻略し、18安打の猛攻で、12-8で阪神が勝利した。3回を13安打9失点とプロの洗礼を浴びた。一回は2死二塁で新井良太(27)を一邪飛に抑えたが、二回にクレイグ・ブラゼル(30)、金本知憲(42)、林威助(32)に3連打を浴び、キャンプから続いていた無失点記録が9イニング目で途絶えた。三回には8本の長短打を集中され8失点した。予定の5回を投げきれず、苦い先発デビューとなった。試合後に斎藤は「打たれるべくして打たれたボールが多かった」と話し、この日はストレートの最速が143キロ止まりであり、不調であったようである。「コントロールも良くなかったし、変化球の切れも良くなかった。」と自身のプレーを振り返った。また、「プロの打者のすごさを身にしみて感じ、改めて力不足だと思った。もっと差し込めるように、ボールの強さをまだまだ増さないといけない」と課題を定めていた。(撮影:桑原靖)