東京・有楽町の丸の内ピカデリー3で、映画『豆腐小僧』の完成披露試写会が行われた。舞台挨拶には、深田恭子(28)、武田鉄矢(62)、小池徹平(25)、檀れい(39)らが出席した。映画は妖怪なのに人を怖がらせることができない豆富小僧の冒険物語である。深田は「豆富ちゃんはホントにかわいくて、ものすごくいとしい存在です」とお気に入りの役であったようだ。「豆富ちゃんは、いま自分にできることはなんなのか、自分にしかできないことはなんだろうと必死に考えながら、勇気ある行動に出る。皆さんにとって、いろいろなことを思うきっかけになる作品になれたら」と作品をPRした。声優初挑戦の檀は「まだまだダメなところもありましたけど楽しく撮影できました」と振り返り返っていた。また、コンサートツアーなどで被災地を訪れ、救済活動をしている武田は「政治家の言葉に私たちは疲れました。テレビで流れている科学の言葉は意味がわかりません。私たちが今一番必要なのは、ファンタジーな言葉。おとぎ話から溢れて来る前向きな言葉が苦しい時に人を最も励ますのではないかと思います」と金八先生のように訪れた人々に語りかけ、独自の言葉で説いていた。(撮影:小山伸正)