10月12日、東京・有楽町朝日ホールで映画『一命』の特別試写会が行われた。大相撲の新大関琴奨菊(27)が登場した。
舞台にあがった琴奨菊は「土俵に上がる時より緊張しています」と会場の笑いを誘った。本作については「すごく武士道というものを感じさせられました。昔、師匠に『お相撲さんは武士の名残が残っているから、髷があるし、着物を着るんだよ』と言われたこともあるので、この映画を観た時、とても共感できました」と語った。
自分にとっての武士道について聞かれると「常に自分の視野を広げて、自分に吸収できること、自分に足りないものを得てもっと上を目指し、精進することです」と答えた。大関として初めて土俵に上がる11月の九州場所については「自分らしい相撲をとって、皆さんに感動してもらいたい。
市川海老蔵さん演じる主人公、津雲半四郎のように、一命の心を持って万里一空の境地を目指して頑張ります」と力強く誓った。
またプライベートの話題では、好きな女性のタイプを聞かれると「優しい人がいいですね。相撲は男だけの世界なので、癒やしてくれるような人がいいです」と理想について語った。(撮影:鈴木鍵一)