バラエティ番組の最中、喜んだり驚いたり反応するタレントたちの表情に画面が切り替わることを、業界用語で「ワイプ」という。そして今、その表情の豊かさから「ワイプモンスター」のあだ名を持つのが矢口真理(29)だ。ちなみに名づけ親は有吉弘行。

「リアクションは昔からデカいんですよ。素の状態でも『声、デカイよね』とか『笑いのツボが広いよね』とか言われてて、本質にあったんですよ。モーニング娘。に入ってたときから『うるさいっ!』って言われてましたから」

だがそんな思いを持ちつつも、彼女は「いつ抜かれているかわからないから、気を抜かない」というスタンスを崩さない。

「いつも芸人さんを見ていて『こんなにハジケられない!』って感心しちゃって、『私はそっち側にいってできる器じゃないな』と。それを見て笑うのが私の仕事なんだな、って思っています。あと、これからは”オタク道”というか、オタクな部分をすごく追求していきたいです(笑)」

モーニング娘。でのデビューから15年目。2月15日にはドリーム モーニング娘。の新曲『シャイニング バタフライ』もリリースされる。ところで「ワイプモンスター」矢口から見て、この人のリアクションはいいな、と思う人は?

「師匠が榊原郁恵さんなので(笑)。私の理想像で、お仕事のスタンスもダンナ様のことを話したり、男女から好かれていて、すごく素敵だなあって思うんです。明るく、穏やかな感じで過ごしているのに、好感度があるから、そうゆうふうになれたらいいなって。視聴者の方に”親近感のあるコだね”って言われたい。それがいちばんの褒め言葉だって思っているんです」

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