3月22日、東京・蔵前の銭湯「梅の湯」で、映画「テルマエ・ロマエ」の完成報告会が行われ、主演の阿部寛(47)、上戸彩(26)、市村正親(63)、宍戸開(45)が登場した。

本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウスが浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が『平たい顔族』と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出すという物語。

銭湯での会見に阿部は、「天上が高くて、僕にとっては嬉しい。『和』の雰囲気と、カメラの機械的な感じは今までに見たことがないから面白いですね」と興奮気味に答えた。

また、現場ではローマ人を演じた俳優の間で、「誰が一番顔が濃いか」という論争がなされていたとか。役作りで皆、髪にパーマをかけていたが、この日は不在だった北村一樹(42)について、市村が「北村だけはクリンクリンにしなくてもローマ人になれる。だからアイツが一番濃い!」と断言した。阿部が「この話になるとケンカになる」とぼやく中、上戸が、「皆一緒だよ。現地の方より濃かった」とツッコミを入れ、笑いを誘っていた。(撮影:柴田悟)

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