7月3日、都内で、8日に放送されるNHK大河ドラマ『平清盛』の第27話で対決シーンを演じた松山ケンイチ(27)と玉木宏(32)が記者会見を行った。
対決シーンは、馬上のアクション、地上の殺陣も、すべて吹き替えなしで松山と玉木が演じきったという。松山は「義朝は同志でもあり、武士というカテゴリーの中では家族のような関係だったと思うので、その2人が戦うことになって、一方が勝って、一方が負けてしまうという、その定めを背負って行かなきゃいけない悲しみを特に感じた」と撮影を振り返った。出来上がりを見て「すべてうまくいった。満足いく出来。同士がいなくなる悲しみもよく出ている。今回が一番心が震える回になった」と自信をみせた。また、玉木はこの回で収録を全て終え「全力でやらせてもらった作品。フワーっとして、気持ちが途切れてしまった感じです」と心境を明かした。
互いの印象について松山は「玉木さんは体作りがハンパない。最初から10キロくらい増量したと聞いています。見習いたい」と賞賛。これには玉木も「松山さんは、役への姿勢が素晴らしい。僕自身も成長できた」とお互いの存在が支えになったことを明かした。(撮影:小山伸正)