「澤さんは五輪直前、佐々木則夫監督に『許されるなら、全試合フル出場したい。一緒にこの4年間、苦楽をともにした仲間たちと、汗まみれになってピッチを走りたい』、そう願いでたそうです」(サッカー関係者)

日本の“熱帯夜”よりも熱い戦いが続いているロンドン五輪。サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは、28日のスウェーデンでは惜しくも引き分けた。

チームを牽引する澤穂希選手(33)は、今回が“最後の五輪”だと自覚しているという。ロンドン五輪をサッカー人生の集大成として、魂のこもった“全力プレー”で闘い続けている。なでしこのメンバーたちも、そんな澤の特別な思いを感じているという。

「初戦のカナダ戦、試合直前のロッカールームでは、先発出場した阪口夢穂選手と岩清水梓選手が、澤に『パワーをください』とお願いして気の注入をしてもらっていましたね。澤が目をつぶり、見ての人さし指で2人の胸を指さし『えいっ!』と気合いを送ると、阪口たちは顔を上気させてピッチに向かったそうです」(スポーツ紙記者)

澤の気合いを胸に、なでしこたちは、夢に向かって五輪を戦っている――。

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