《連れて行けるお仕事現場にはシッターさん連れで連れて行ったりしています。一昨日のラジオ収録にも連れて行きました。移動の車の中でも一緒にいられるので幸せです》(9月26日付ブログ)《昨日はこうのちゃんも連れて、ディズニージュニア開局カウントダウンイベントに参加していましたよ》(同9月27日付)

神田うの(37)が頻繁に”子連れ出勤”をしているという。オフィシャルブログにも、うのが”こうのちゃん”と呼ぶ愛娘との同伴出勤の様子が書かれている。昨年10月22日生まれの娘は生後11カ月で、もうすぐ誕生日だ。

「彼女は母乳育児を続けています。仕事場に連れていけば仕事の前後で、おっぱいをあげることができますからね。仕事中は、ベビーシッターが控室で子どもの面倒を見ています」(うのの知人)

うのの“子連れ出勤”宣言を、一般の子育てママはどう思っているのか?「仕事と育児の両立って大変ですよね。それを実践している彼女はすごいと思います」という賛成意見の一方で、「うのちゃんの自己満足という感じがします」という否定的な声も聞かれた。

24年前、子連れ出勤の是非が話題になったことがある。『アグネス論争』だ。当時、生まれたばかりの長男をテレビ局などに連れていっていたアグネス・チャン(57)に対して、働く女性たちから反発の声が相次ぎ、大論争に発展したのだ。当事者だったアグネス・チャンに話を聞いた。

「私たちの仕事は時間も不規則で、預けられない時間になることも多いですからね。うのさんのように注目されている方が、子連れでお仕事されるのはすごくうれしいことです」

アグネスは、長男が1歳半くらいになるまで子連れ出勤を継続。この論争がきっかけで、彼女はスタンフォード大学で学び直し、教育学の博士号も取得している。

「私のときは、テレビ局から『子どもを連れてきてもいいから出演してほしい』と、言われていたのです。その結果として『仕事を軽視している』とか批判はされましたけど、私は後悔していません」(アグネス)

また、会社として子連れ出勤を認めている授乳服メーカー「モーハウス」の代表・光畑由佳さんは、〝うの流スタイル〟に関して、次のように語る。

「子供を連れていくべきでない場所もありますし、周囲へのマナーも必要だと思いますが、神田うのさんのように、仕事場に子どもを連れていく方が増えると、後に続くお母さん方にとっても頼もしいですね」

出産、ブランド設立など、芸能界でのさまざまなブームの先駆者となってきた、うの。子ども同伴という彼女の働き方は、芸能界ママたちに意識革命を巻き起こすかもしれない——。

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