17日、東京・ル テアトル銀座で、舞台『ルーマーズ 口から耳へ、耳から口へ』の公開舞台稽古が行われ、女優の黒柳徹子(79)が登場した。

ニール・サイモン原作で、ニューヨークのセレブの豪邸で展開される爆笑喜劇。黒柳は、1990年に初演、2006年に再演した同舞台に再び臨むが「全員が団結しないとダメな芝居で、チームワークはいいんです」と自信をのぞかせ「みなさん、笑ってくださって、やりがいがあって、どこがおもしろいかがわかってよかった」と早くも手応えを感じているようだった。

今年で第26弾となる恒例の海外コメディーシリーズだが、来年5月で劇場が閉館するため、同所では最後の公演。1989年からライフワークとして舞台を行ってきた黒柳は「今回で最後になる。もったいないですね、こんなに人が観に来てくれる劇場なのに」と嘆き「10年前にもこういうことがあったけど、誰か、『ここで劇場をやりたい』というお金持ちの人が出て来てくれれば…」と複雑な胸の内を吐露した。

同劇場での公演は今年で最後になることが濃厚だが、公演自体は「来年以降も、別の場所で続けていく。私のライフワークですから」と話していた。(撮影:小山伸正)

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