ミュージカル『女子高生チヨ』は、『ホタルノヒカリ』などで知られるマンガ家、ひうらさとるの60代の母が、定時制高校に入学した事実を基にした物語。歌とダンスが大好きな64歳の女子高生・チヨを演じるのは、木の実ナナ（66）だ。
「ポスターの撮影で、制服を着てルーズソックスをはいたら、みんな『どうしてそんなに似合うの!?』と大笑い。舞台では、『ジョニー・B・グッド』ばりの曲とともにノリノリで登場します。親子3代、幅広い層のお客さんになじみ深いナンバーがいっぱい出てきますよ。現役の女のコよりカッコよく見せちゃおうと思ってます！」
今年でデビュー50周年。15歳で飛び込んだ当時は、芸能界が”学校”だったという。
「礼儀はもちろん、発声、セリフ、ダンスのレッスンに、音楽をたくさん聴くのも勉強でした。クラッシックバレエの基礎と厳しい鍛錬、それと、いい出会いがあったから50年やってこられたと思います。それでも、余裕なんてまだまだです。今でも、舞台の袖では『劇場の神様、お願い！』と、祈らずにはいられません。幕が下りたあとは『ありがとうございました』と、お客さまの足音が消えるまで、じっと聞いています」
今回は60歳以上の方のためのサービス席「チヨさんシート」も用意。ナナ流の健康法でパワーとプロポーションを管理し、彼女は愛する舞台に立つ。
「50周年記念のセルフカバーアルバムで、昔の持ち歌を録音し直したら、昔より声が若かったって！ 人生は、いつだって”旬”なのよ。コツは周囲から『キレイだね』と言ってもらうこと。がんばろうという気になるから、ぜひ、味方を増やしましょう（笑）」
★『女子高生チヨ』
東京公演／12月1日（土）～９日（日）、東京グローブ座にて
大阪公演／12月11日（火）～12日（水）、サンケイホールプリーゼにて
