昨年末、主演舞台で芸能界に復帰した酒井法子(42)。2月12日には映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のイベントに出席し、不屈の主人公にちなみ「私も頑張って困難を乗り越えていきます」と前向きな決意を口にしていた。

 実は同じく昨年末、酒井の元夫・高相祐一氏(45)もひっそりと”社会復帰”していた。
「昨年の秋ごろ、高相さんは都内のラーメン激戦区にあるラーメン店に、アルバイトとして”就職”したと聞きました」(元夫の知人)

 妻・酒井とともに覚せい剤取締法違反で09年に逮捕された高相氏は、執行猶予4年の判決を受けた。2人は10年6月に離婚し、中学生になった13歳の長男は、親権を持つ酒井と暮らしている。社会的信頼を失った高相氏の”就活”がうまく進まないなか、救いの手を差し伸べたのが彼の父親だったという。

「お父さんは、知人のツテをたどり『息子を社会復帰させてやりたい。給料や職種は選ばないから』と就職先を探していました。実は、高相さんが今働くラーメン店の店主は、父親が経営するスキーショップの元スタッフなんです。店主はお父さんに恩義もあり、高相さんとも顔見知りだったので、快く彼を受け入れたそうです。ただ、タトゥーの目立つ彼に接客はNGなので、”裏方”として働くことが条件だったようです」(前出・知人)

 2月下旬の夕刻、そのラーメン店に出勤する高相氏の姿があった。
 黒の帽子に迷彩柄のダウンジャケット、ジーンズというラフなスタイル。店内のスタッフに挨拶すると、別の調理場へ消えて行った。以降、店頭には姿を見せず、調理場にこもったままの彼は黙々と仕込みをしているようだ。再び彼が外に現れたのは閉店時間だった。仕事着姿の高相氏は、厨房に入るとすぐに皿洗いを始めた。その後はホースを使って厨房の壁を丁寧に磨いていく。タトゥーの入った手でホースを握る背中には、哀愁も漂う。

 ラーメン店で汗を流す彼が”良き父”に完全に戻れる日を酒井も願っているはずだ。

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