プロゴルファー・西川哲(45)との離婚から1年半、この5月に菊池桃子(45)は新居へ引っ越していた。「彼女がこだわっていたのは、“子供たちの通学に便利なこと”でした。引っ越しにあたっては、子供たちとも相談して決めたそうです」と菊池の知人は語る。

 菊池には16歳で高校1年生の長男と、11歳で小学6年生の長女がいる。新居は土地35坪、延べ床面積140平米と、以前の家の半分ほどで、近所の不動産業者によれば「土地・建物で1億2千万円前後」。決して安くはない物件を、菊池はローンを組まずに購入したという。
 
 また、新居は徹底したバリアフリー設計だが、それは長女のためだという。先日、菊池は新聞のインタビューや自身のブログで、自分の病気や長女の障害について明かしたのだった。

 長女は、乳児期に脳梗塞になり、左手足に麻痺が残った。健康増進クリニックの水上治院長は次のように語る。

「乳幼児期の脳梗塞も成人の脳梗塞と同じく、後々まで後遺症が残ることがあります。手足の麻痺や感覚障害、言語障害などです。しかし、子供たちの体は発達途中ですので、リハビリなどをきちんとすれば、手足の障害なども改善する可能性が高いのです」

 長女は現在すでに歩けるようにもなっており、都内にある肢体不自由児を対象にした特別支援学校に通学している。送り迎えは菊池が付き添っているが、以前の住居に比べると、新居は通学距離が数分の1に短縮されたそうだ。

 6月4日、彼女はブログにこうつづっている。

《私自身にも、特定疾患(シェーグレン症候群)の診断がくだり……、(中略)お陰さまで私の病気は薬で上手くコントロールできています!病気、障がい、格差……等々の壁があっても、より良いキャリア形成ができるように…策や可能性はいろいろ有りそうです!》

 また、同日の産経新聞のインタビューでは
《人はハンディキャップを糧に『勉強しよう』『元気になろう』と努力する。だから輝けるんです》と語っていた。

 この4月には、キャリア件の普及を目指して設立されたNPO法人の理事にも就任。苦境にめげず、前へと歩む菊池。母子の新生活はこれからもっと輝くはずだ。

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