7月4日、主演映画『真夏の方程式』の台湾プレミアに登場した福山雅治(44)。先月23日から日本・香港・台湾で計7都市を回るアジアPR活動の締めくくりとして、福山は台北を訪れた。
 先月終了したドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)に先んじて行われた映画の撮影は、ドラマでタッグを組んだ吉高由里子(24)と福山の初共演の現場となった。クランクインは、昨年9月下旬だったという。

「初日は大変でしたよ。吉高さんは所属事務所の大先輩でもある福山さんがいるので緊張したんでしょうか。たったひと言のセリフがうまく言えなくて、25回もNGを出したんです。それは福山さんと絡む場面ではなかったんですが、『こんなに口が回らないなんて……』と涙目でした。その様子を聞いていた福山さんは、その後の撮影で、(福山が演じる)湯川先生の口調で『気にしていたら、キリがない』と励ましていましたね。
そうした福山さんの絶妙なフォローのおかげで、吉高さんも徐々に自然体で演じられるようになりました」(製作スタッフ) 

初共演時の気遣いもあって、ドラマの撮影が終盤に入るころには、吉高も本領を発揮していたという。映画の舞台挨拶では、2人はもうすっかり息の合った様子だった。

 また、福山は湯川になりきるため、映画の撮影に入る前から、役作りに励んでいたという。
「湯川先生のイメージに合った体型を維持するために、卵の卵白しか食べないストイックな生活を2週間ほど続けたそうです。撮影中は自分で料理もし、鯛の柵を買ってきて昆布〆にし『柚子胡椒で食べるとおいしい!』って。ラップして冷蔵庫に入れて、ロケから帰って食べていたようです」(前出・スタッフ)

 福山にとって、“湯川学”になりきって駆け抜けた日々も、これでひと区切り。今後は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞した主演映画『そして父になる』(9月28日公開)のPR活動で、また忙しくなりそうだ。

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