「衝撃的だったというか、パパはいったいなんのことを言っているんだろう、って。もう、何ともいえない複雑な気持ちで……」

 大沢樹生(44)と前妻・喜多嶋舞(41)の間に生まれた長男のAくん(16)は、困惑した表情でこう口にした。昨年12月、大沢がAくんと病院で実施したDNA鑑定の結果が《父性確率0%》だったと報じられた。非情通告を受けた長男の胸中とは――。本誌はロサンゼルスで暮らすAくんの祖父(喜多嶋舞の実父)で現在親権者でもある音楽プロデューサーの喜多嶋修さん立ち会いのもと、Aくんに話を聞くことができた。

「あのDNA検査というのも、裁判所などが定めたオフィシャルな機関で行われたものでもないのに。あまりにも一方的で、突然のことでした」(修さん)

 検査を実施した当時の様子を、Aくんは次のように振り返る。

「ある日、僕が帰宅したら、いきなりパパに『病気になったときに、パパとお前が血をわけあえるのかどうか、親子だけど不安もあるから念のため検査をしよう』と言われて。『いまさらDNA鑑定なんて』とも思ったけど、そういうことならと、一緒に車に乗って行ったんです。゛パパのためなら゛と、受けた検査だったのに。あの検査が原因で、まさかこんなことになっちゃうなんて……」

後日、Aくんは検査の結果が記録された書類を見たという。

「そこには、僕とパパは《99,9%親子》、たしかにそう書いてありました。当然そうだろうなと、そのまま閉じて元通りにしました。うれしかったですよ。パパが困ったときに、僕の血を分けることができるんだって」

なんと、Aくんがみた検査結果は、報じられていることとまったく逆のデータだったというのだ。

「雑誌の記事に、僕が、『それでもパパはパパだから』って話したという記述があったでしょ?あんなこと、ひと言も言ってないです(笑)。それに、僕が昨年秋に日本に一時帰国したときだって、パパの家には自分の荷物を取りにさえ帰れなかったんです。どこかの取材で『俺は息子に会って、DNA鑑定の事実を認めさせたんだ』なんて言ってたらしいですけど、僕は会っていないし。電話だってきていません。会ったと言うなら、『そのときの僕の様子を全部言ってみろ』とパパに言いたい。
パパのやっていることは、本当にくだらないとしか思えない。『こんなことで騒いで、何が楽しいんだよ』って。この人は何をしたいの?目的は何なの?って聞きたい。本当に、家族や親戚に迷惑をかけてしまって、ただ申し訳ない気持ちでいっぱいです……」

想像を絶する悲しみや怒りをおさえ、そう語ったAくん。彼の心の叫びが、大沢に届く日はくるのだろうか。

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