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1月27日まで『国際キルトフェスティバル』が東京ドームで開催された。三浦百恵さん(57)は、今年も『静寂と薔薇』などの作品を出展している。百恵さんのキルト仲間は、この作品にはもうひとつの思いが込められていると語る。

 

「薔薇の花言葉は“あなたを愛しています”ですね。28日は夫である三浦友和さん(64)の誕生日。友和さんへのメッセージを込めた、百恵さんの愛のこもったバースデープレゼント作品なんです」

結婚36年目に突入し、“理想の夫婦”ランキングに10年連続1位に輝いている三浦夫妻。そんな理想の夫婦生活の原点を作ったのは、百恵さんのキルトの師匠からの“至言”だった。

 

「彼女にキルトの先生だった鷲沢玲子さんは、初めてのキルトに戸惑う百恵さんにこんな言葉をかけたんです。『キルト作品は一縫い一縫いを地道に重ねていくもの。一分一秒の積み重ねが大事なのは、家庭生活も一緒ですよ』と。先生のそんな言葉にいたく感激した百恵さんは、それこそキルトを作るように小さな愛を友和さんに積み重ねていったんです。師匠の言葉が、今の夫婦愛をかたち作っていったのでしょう」(前出・キルト仲間)

 

25日、キルト展のトークショーを開いた鷲沢さん。“愛弟子”の百恵さんについてこう口を開いた。

 

「20年以上前、三浦さんが『先生のお得意な真っ白なキルト作品を、いつか私も作ってみたいんです』とおっしゃったんです。“いつか”とおっしゃったので、じゃあ“今”なさったらとすすめると『何年かけてもがんばります』と決意されて。当時はキルトをはじめて4、5年で、2人のお子さんはまだ小学校低学年のころ。子育ても大変だったのに、4年かけて大作をつくりあげてしまったんです。」(鷲沢玲子さん)

 

その大作は『1995 冬のブーケ』と題され、213cm×198cmの真っ白なキルト作品に仕上がっていた。展示されていたブースの名は『師弟のきずな』。

 

「師匠に一生ついていこうと決めた百恵さんを見て、友和さんも『見習わなくっちゃね』と語りかけていたそうですよ」(前出・キルト仲間)

 

愛に満ちた長年の夫婦生活も、こつこつ作り上げてきた“大作”だった――。

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