「ママと一緒に記念写真、撮ろうな。ほら、ちゃんと正門の前に並んで立って。ピースサインちゃうやろ、そこは笑顔や!」
4月中旬、都内私立幼稚園の入園式に、ナインティナイン・矢部浩之(45)ファミリーのほほえましい姿が。
矢部と青木裕子アナ(34)夫妻は、長男(3)の“園活”に奮闘。その甲斐あって、みごと“御三家”と呼ばれる超名門幼稚園に合格した。倍率10倍の難関を突破した“エリート息子”の晴れ舞台とあって、矢部も大張り切り。この日はハンディカム片手に、カメラマンに徹した。
「ビデオを何回も見直しては、息子さんや青木さんの姿を飽きることなく撮り続けていました。最後は青木さんにカメラを手渡し、矢部さんも息子さんと記念撮影。誇らしげな表情でしたね」(前出・保護者の1人)
入園式を終え園外に出て来た矢部一家を本誌は直撃。“一家勢揃い”での初インタビューだ。
――名門幼稚園に合格されてさぞお喜びでは?
「嫁がいろいろ調べてくれて、ここに決めました。もちろん、今日、こうして入園できて、とっても嬉しいですよ」
目尻を下げて、笑顔を見せる矢部。この幼稚園は、慶應幼稚舎への合格率が高いことで知られている。矢部夫妻も息子の幼稚舎入学を目指しているのか聞いてみた。
「アハハ、いやいや今日やっと幼稚園に入ったばかり。僕も嫁も、慶應にそれほど強く入れたいと思っているわけではないですから」
矢部は否定するが、慶応大学出身の青木としては「息子を母校に」という思いがあるのかも。
――将来、どんなお子さんに育ってほしいですか?
「サッカーのうまい子供に育ってくれたら(笑)」
結婚3年、昨年1月には次男も誕生した。いまの夫婦関係について矢部はこう語る。
「いまも嫁はんとは新鮮で、毎日が楽しいですよ。子供たちとも毎朝、サッカーしてね。『いつかはサッカー選手』なんて夢も。どんだけ親バカなんや(笑)」
そばにいた長男が「パパ、早く行こうよ」と何度も催促。すると青木が、「息子がやかましくて、すみません」と頭を下げた。
――3人目のご予定は?
「女の子いいですね~。このとおり(長男を指し)腕白で大変ですから。これがもう1人いて、家の中は毎日てんやわんや。それでも(もう1人)いてもいいかな」
そして最後に、青木が行き届いた挨拶をしてくれた。
「取材、ありがとうございます。お疲れさまでした」
笑顔で去って行った矢部一家は近くのワインバーへ。長男の前途を祝って夫婦で乾杯したのだろう。そんな愛息に託す夢は“サッカー選手”のパパ、“慶應ボーイ”のママ!?とはいえ、長男をはさんで仲良く歩く矢部夫妻の後ろ姿は、幸せオーラ満開だった。