「テレビに出ていたころとは別人みたい。驚くほど激ヤセしていて、あの細木さんだと気づかないほどです。ひと回り以上細くなっていて、みんなで『何か病気で体調を崩されたとしか思えない』と話しています」
細木数子(79)が京都にいる際に使う大邸宅の近所で、こんな目撃談が寄せられた。’08年3月でテレビのレギュラー番組を終了し、六占星術の活動に専念してきた細木。だが「地獄に落ちるわよ!」などの発言で一世を風靡したころとは別人のように元気がないと、心配の声があがっているのだ。さらに別の住民も、細木の“変貌ぶり”をこう語る。
「今年7月ごろに細木さんをお見かけしましたが、木陰にある岩へ腰かけていて。私が作っている野菜に興味をもたれていたので『差し上げましょうか』といったら『わあ、嬉しい』と子供のように喜んでいました。別れ際も私の手を両手で包んで『ありがとう』と言って……。怖い物言いではなく、とても柔らかな話し方に変わっていました」
本誌は’16年2月、細木が京都の邸宅裏に巨大寺院を建設していると報じていた。恩師である思想家・安岡正範の菩提寺で、16年の勉強会で細木は「(建設が)終わったら私は引退しようと思っています」と語っていた。記者が今回訪れたところ、寺院は完成。横では新たに自宅と思われるものが建設中だった。
細木は’14年秋ごろから勉強会で『私の寿命はあと5年。もう死に支度を始めているのよ』と“終活”について言及し始めていた。彼女の予言がたしかなら、余命はあと2年……。実際、細木はライフワークだった勉強会を今年7月で終了。HPでも「定期開催は終了いたしました」とつづられている。
「彼女はこれまでにも養子をとるなど、“後継者”探しをしていたようです。また昨年には、事務所の代表取締役を務める男性が“細木”に改名しています」(芸能関係者)
細木は引退してしまうのか。本誌は彼女に真相を聞くべく、東京・神楽坂にある自宅へ向かった。11月24日の昼過ぎ、自宅から出てきた細木。たしかに、本誌が昨年に目撃したときよりもかなりヤセている。しかも歩く際は杖を使い、足取りもゆっくり。記者が「7月で勉強会を終了されましたが、引退されるのですか?」と聞くと、語気を強めてこう答えた。
「引退なんかしないわよ!本も出しているじゃない!今日もこれから仕事よ」
――ずいぶんお痩せになられたようですね。
「ずっと前からよ!」
――ご病気を心配する声もあがっておりますが……。
「してないわよ!」
やはり“細木節”は健在。直近の引退を否定した。だが最後に少しだけ表情が優しくなると、こう一言。
「良く書いてよね」
静かに中へと入っていく細木。その表情は、たしかに記者がこれまで見たことがないほど穏やかだった――。