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「伊勢谷友介(41)や浅野忠信(44)、役所広司(61)など、映画俳優がここにきて次々とテレビドラマに主演している背景には、映画ではなくテレビに出て好感度を上げることがCM出演のオファーを得る“近道”だという、昨今の“CM出演事情”があるんですよ。CMの仕事はギャラがよく、ひと昔前は高倉健さんのように、気に入った映画だけ出て、あとはCMで稼ぐというやり方が通用しました。でも、いまは大物映画俳優でも、CMに出るためにはテレビに出て好感度を上げることが必須。彼らにとっても、CM出演料はそれだけ芸能生活の“生命線”になっているんです」(広告代理店関係者)

 

’17年のCM起用社数ランキングが12月6日にニホンモニターから発表された。それによると、’17年の男性部門1位は遠藤憲一(56)の12社。2位が相葉雅紀(35)と錦織圭(27)の11社、3位が二宮和也(34)と松本潤(34)の10社と続く。

 

「1位が遠藤憲一と聞いて意外と思われる人もいるでしょうが、これは知名度の割にCM出演料が安いため」(前出・広告代理店関係者)

 

ではその「安い」という額は実際いくらなのか。今回、本誌では広告業界関係者の協力を得て、人気男性タレントたちの“CM出演料”を徹底調査した。その結果をまとめたのが、次の一覧表だ。

 

【明石家さんま】年間契約:1億8,000円/1クール:1億円

【タモリ】年間契約:1億8,000円/1クール:1億円

【イチロー】年間契約:1億8,000円/1クール:8,000万円

【浜田雅功か松本人志】年間契約:1億5,000円/1クール:8,000万円

【中居正広】年間契約:1億2,000円/1クール:7,000万円

【錦織圭】年間契約:1億2,000円/1クール:6,000万円

【羽生結弦】年間契約:1億円/1クール:6,500万円

【内村光良】年間契約:9,000万円/1クール:4,000万円

【櫻井翔】年間契約:9,000万円/1クール:3,500万円

【菅田将暉】年間契約:9,000万円/1クール:3,000万円

【阿部寛】年間契約:8,000万円/1クール:3,500万円

【松田翔太】年間契約:5,000万円/1クール:2,500万円

【西島秀俊】年間契約:5,000万円/1クール:2,500万円

【遠藤憲一】年間契約:4,500万円/1クール:1,500万円

【DAIGO】年間契約:4,000万円/1クール:1,800万円

【竹内涼真】年間契約:4,000万円/1クール:1,500万円

【山﨑賢人】年間契約:4,000万円/1クール:1,200万円

【斎藤工】年間契約:3,500万円/1クール:1,200万円

【マツコ・デラックス】年間契約:3,500万円/1クール:1,500万円

【松坂桃李】年間契約:3,000万円/1クール:1,000万円

 

年間契約の場合、遠藤が4,500万円で上位陣と比べるとたしかに“リーズナブル”なお値段。出演オファーが殺到するのもうなずける。CM出演料トップはタモリ(72)と明石家さんま(62)が総合1位、続いてイチロー(44)だ。

 

「タモリさんは、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了して露出度が減り“タモリロス”が叫ばれて以来、プレミア感が増しています。高年齢のためスキャンダルでのCM降板の恐れが少ないのも魅力ですよね」(別の広告代理店関係者・以下同)

 

男性5位の中居正広(45)は、年間契約で1億2,000万円。

 

「MCを務めるレギュラー番組も多く、お茶の間の知名度は群を抜いています。SMAPは解散しましたが、中居さんのタレントとしての価値はまったく下がっていません」

 

2月に平昌五輪を控える羽生結弦(23)は、年間契約1億円。

 

「男性フィギュアスケート界で現在、知名度ナンバーワン。はやりの塩顔系男子として、とくに20~50代女性からの好感度は抜群です」

 

映画にドラマに引っ張りだこの菅田将暉(24)は、年間契約9,000万円。

 

「バラエティ番組に出演しても話が面白いと評判です。’18年は、さらにCMオファーが増えると見ています」

 

3年前、ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)でブレークした斎藤工(36)は、’17年、7社のCMに出演。年間契約で3,500万円と割安な出演料なことが好感されているようだ。

 

「二枚目なのにお笑い企画もOKな部分が好感度につながっていますね。だから、もしスキャンダルがあってもダメージが少ないタイプです。そうすると企業側も安心感があるので、ますますオファーを出しやすくなりますね」

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