「あまり私生活を明かさない古田さんですが、自宅は都内の最寄り駅から徒歩6分ほどの好立地にあるんです。12年前に購入された3階建ての一軒家で、土地は86平米とそんなに広いわけではないんですが、場所がいいので土地と建物を合わせれば時価1億円以上。住宅ローンは3年前に完済されています」(不動産関係者)
1月中旬の昼2時すぎ、都内の私鉄駅のホームのベンチに派手なアウターにサングラスをした中年男性が座っていた。人気俳優の古田新太(52)だ。
NHKの朝ドラ『あまちゃん』では芸能事務所社長・太巻役、大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)ではゲイの上司役など、名バイプレイヤーとして大活躍中だ。近所の住人はこう話す。
「引っ越してきた当初は派手な怖い人という印象でしたが、最近は変わりました。挨拶するときちんと返してくれます。気持ちのいい人です。奥さんがまた明るくて本当にいい人。よく自転車に乗って買い物に行く姿を見ます」
この奥さんというのが、元タレントの西端弥生(54)だ。彼女は91年にダウンタウンの人気番組『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)に出演したことで一躍ブレーク。古田と結婚後、出産を機に94年、芸能界を引退している。
「古田さんは365日お酒を飲まないことがない人。弥生さんとも、行きつけの飲み屋で出会ったことが付き合うきっかけでした。彼はまだ無名の俳優で、そこに『ごっつええ感じ』にレギュラー出演中の弥生さんがたまたま当時付き合っていた彼氏を連れて飲みにやって来たんです。そこから横恋慕ですよね。そのときは彼女に声も掛けられずに終わって、同じ飲み屋で再会できたのが半年後。そのときは彼女がひとりだったんで声を掛けたら、ちょうど彼氏と別れた直後だったそうで、猛プッシュしたそうです」(演劇関係者)
ほどなく彼女は妊娠。結婚は古田が28歳のときだった。
「弥生さんは『ごっつ~』を“産休”。そのまま番組を降りて、結局引退してしまいました。じつはそれまで古田さんは、演じる役を選ぶところがあったんです。でもこれで“男気スイッチ”が入ったのか、来た仕事は何でも受けるようになりましたね」(前出・演劇関係者)
一家が現在の自宅を建てたのは06年。ドラマ『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』への出演で、舞台だけでなくテレビでもようやく名前が知られ始めたころだった。
「その当時、1億円の家を買ってローンを組むのは、わりと思い切っていますよね。弥生さんは“家を買ったら飲みに行く回数も減るし、嫌でも仕事をがんばるでしょ”という思惑でローンを組んだそうですが、かえって仕事が増えたら飲みに行く回数も増えちゃったそうで、苦笑いでした」(役者仲間の1人)
だがこの自宅購入を機に、古田はさらなる飛躍を遂げる。賢妻の采配はねらい通りの効果を上げたのだ。“賢妻”に感謝が尽きない古田はいまも知人の舞台を観にいく際、妻と2人で行くという――。