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2016年始まったばかりだというのに、連日芸能界では大型ニュースが飛び交っています。そんな中、1月11日にはかねてから交際中であったタレントでミュージシャンのDAIGOさん(37)と、人気女優の北川景子さん(29)が入籍。二人揃っての結婚会見の様子がテレビで放送されました。

仲睦まじい様子や、DAIGOさんのさりげないエスコートに、見ている全員が幸せな気持ちになった今回の会見でしたが、よくよくそのステップを振り返ってみると、抜群に全方位から祝福される仕掛けがいくつか隠されていたようです。今日はそんな幸せの仕組みを1つずつ紐解いていきたいと思います。

■事前告知と正々堂々とが好感度のカギ
まずは二人の結婚から会見までを振り返ります。そもそも交際が発覚したのは2015年3月ごろと言われています。その報道から結婚までの間に、交際を否定しなかったのが1つの好感度アップのポイントです。そして今回のFAXやブログでの報告ではなく、きちんと会見を開いての報告。この着実にステップを踏んだアピールが、見ている方を安心させ、かつ応援したくなる雰囲気を作ったのは間違いありません。

このステップになぞらえると、最近では女優の中越典子さんと永井大さんの結婚会見が、同じように好感度アップの要素を含んでいました。お二人は披露宴後にウエディングドレス姿で会見に臨んだということで、最近ではなかなか無い堂々とした姿に幸せが溢れ出ていましたね。

あくまで好感度の話しではありますが、私たちの「応援したい」という気持ちも、進み方次第ということがわかります。

■2枚目と3枚目の絶妙なバランス
そしてDAIGOさんと北川さんといえば、美男美女ではあるものの、立ち位置の違いが好感度にも影響しているとも考えます。DAIGOさんはイケメンで歌手でもありますが、現在一番の活動場所はお茶の間を明るくするタレント業。競馬番組やお昼の情報番組など親しみやすい活動が目立ちます。一方で北川さんは若手のトップを走る人気女優の一人です。この少しだけ隙があり、双方の立ち位置に違いのある組み合わせが、絶妙な好感度を醸し出しているのかもしれません。

そしてそんな二人の会見では、私生活があまり知られていない北川さんがノロケる一面があったり、逆に親しみやすいDAIGOさんが男らしくエスコートする一面がありました。このように元々のキャラといい意味でのギャップが見えた事は、さらに見ている人達にも「ステキ」と思わせる要素に繋がっているかもしれません。

■両方が同じ温度でノロケると、実は好感度はあがる
そして最後は、好感度のあがるノロケの作法についてご紹介します。そもそもノロケという行為は、やり方次第では「ウザい!」「痛い!」といったネガティブな印象を与えます。しかし実は、ノロケもやり方次第では周りの反感を買わない方法があります。

それはズバリ「男女同じ温度でノロケる」ということ。

みなさん過去にウザいと感じたノロケを思い出してみてください。それはたとえば女性が一方的に彼氏との恋バナを語っていたりしませんでしたか?このように、カップルのどちらか一人だけが過剰にノロケると、人はネガティブな印象を抱きがちです。

しかしカップル両方が同じ温度でノロケると、印象は逆転。「幸せそう」という印象や、温度が高まりすぎても「あの二人なら仕方ない」という半分諦めにも近い納得感が生まれるようになります。

この法則を持って最近の芸能界をみていくと、最近結婚した女優の堀北真希さんと俳優の山本耕史さんが思い出されます。彼等夫婦は山本さんが一方的に新婚生活を語り、堀北さん側はリアクション無し。このアンバランスさに、見ている側も「もう新婚ネタやめたら…」という声が出てくるのかもしれません。

さらに最近では、モデルの紗栄子さんとZOZOTOWN社長の前沢友作氏が交際宣言をしました。なにかと炎上しがちな紗栄子さんなら、さぞ話題になると思いきや、意外と世間は納得の空気。これも双方が顔を出し、同じ温度感でノロケるからこそ、周りもついつい納得させられてしまうのかもしれません。

2016年は始まったばかりだと言うのに、連日のビックニュースが飛び交っています。今年の芸能界は、激動の1年になりそうですね。

(文・おおしまりえ)

雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。
ブログ:http://oshimarie.com

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