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10月27日深夜から28日未明にかけて、東京・渋谷にはハロウィンの仮装をした若者たちが大集合。楽しい時間もつかの間、大騒ぎのあまり逮捕者も出る事態となった。

 

象徴的なできごとは28日午前1時ごろ、渋谷区宇田川町の「センター街」の路上で起こった。各紙によると人の多さに動けなくなった軽トラックの荷台に、複数名が乗って踊るという行為に。挙げ句、車を持ち上げて横転。運転手の男性は車から離れていたため無事だったが、渋谷署は器物損壊の疑いで調べているという。

 

ほかにも暴行や痴漢、盗撮といった行為も多発。合計5名が逮捕されたという今年の“渋谷ハロウィン”に、芸能界でも非難の声が相次いでいる。

 

翌29日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では小倉智昭(71)が「数十年前の日本だったら騒乱罪。もっと逮捕者が出ていい」と苦言。また「本来、ハロウィンは感謝祭。日本は別物になっている」と指摘した。

 

さらに同日、「ビビット」(TBS系)に出演したカンニング竹山(47)も「仮装することは楽しい。しかしインスタとかにあげて大騒ぎしたいという、よく目的が分からないお祭りになっている」とコメント。続けて「『大騒ぎをするのはダサイよ』というのを浸透させていかないと」と語った。

 

Twitterでも“渋谷ハロウィン”について、疑問の声が上がっている。

 

《渋谷のハロウィンて何のためにやってるんでしょう?騒ぎたいだけですよね?》
《実家帰って田舎でやってろ!家でやれ!》
《このままいったら本当にハロウィンがなくなってしまうっていう想像力がないんだな》

 

いっぽうで「なぜ暴徒化するのか」についての考察も上がっている。群れることで他人の行動に引きずられ、正しく判断できなくなってしまうという「集団心理」をカギとする声が多い。

 

《渋谷ハロウィンで車引っ繰り返してる連中見て「ひどいな」と思うじゃないですか。あれたぶんやってる連中の中では「路上駐車している迷惑車だからいいんだ」みたいな変な理屈があるんじゃないかと思うんですよね》
《渋谷のハロウィン見てて思うのは、マインドヤンキーがありあまる欲を発散する場としての祭りを求めていて、地元にそれがなくなって渋谷に集まってるのかと思う。ローカルにはまだまだそういう祭りがある》
《ハロウィンの日すら守れない日本人。軽トラ損壊犯罪は集団心理の怖さをまざまざと感じさせる》

 

狂乱の果てに何が待つ――?

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