「カメ止め!」旋風はさらに続く?期待される隠れた伸びしろ

3月1日に都内で授賞式が行われる「第42回日本アカデミー賞」の15部門と新人俳優賞の優秀作品・受賞者が1月15日、日本アカデミー賞協会から発表された。

 

中でも注目されたのはわずか2館の公開からスタートだったものの、大ヒット作品となった「カメラを止めるな!(以下『カメ止め!』)」。作品賞と優秀監督賞の上田慎一郎監督(34)、優秀主演男優賞の濱津隆之(37)ら、8部門で受賞。授賞式で発表される最優秀賞を何部門で獲得するかが注目される。

 

「作品賞や上田監督の監督賞などは予想できましたが、濱津さんの受賞はまさにサプライズ。最優秀賞を争うのは、岡田准一さんや役所広司さんら名だたる俳優陣。もし濱津さんが最優秀賞を受賞すれば、サプライズを飛び越えた“快挙”といえるでしょう」(映画担当記者)

 

製作費わずか300万円の「カメ止め!」は、2018年6月に都内2館で上映がスタート。すると口コミやSNSでたちまち話題を呼び公開館には行列ができ、公開劇場が増加。公開7週目には全国10数館という小規模公開ながら、観客動員数が11万人を突破。興行収入ランキングトップ10入りを果たした。

 

7月25日に製作元のENBUゼミナールと大手配給会社・アスミック・エースとの共同配給になることが発表され、8月からは全国東宝系をはじめとした劇場にも展開。全国350館以上で上映され、興行収入30億円を超えるヒット作となった。

 

「もともと公開された2館はミニシアターの規模の劇場。そのため全国各地のミニシアターから公開を望む声が相次いでいました。ところが大手配給会社が入り、大都市のシネコンでの上映が中心に。そのため、上映がかなわなかったミニシアターも多数ありました。今後は、初心に戻ってミニシアターでの上映が行われることも期待されています。そうなれば、さらなる口コミによるヒットとなるのではないでしょうか」(映画業界関係者)

 

快挙はさらに続くのか。今後も目が離せなさそうだ。

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