’18年2月21日に急逝した俳優・大杉漣さん(享年66)の長男で、写真家の大杉隼平さん(36)が2月20日、自身のインスタグラムを更新。一周忌を前に心境をつづった。
隼平さんは「父、大杉漣が旅立ち1年が経とうとしています。小さい頃からよく遊んでもらい、よく喧嘩をし、多くの時間を共にしてきました。本当に親友のような人でした」と書き出した。
この1年間は「父を一人の人としてどれだけ好きだったかを痛感する日々でもあります」と振り返り、「『生を与えてくれたこと。育ててくれたこと』できるならきちんと『ありがとうございます』を伝えたかったです」と後悔をにじませた。
続けて「揺れ動く気持ちの中で、気持ちを整理する時間を持ちました。一緒に行こうと約束していた場所。かつて共に訪れた場所。あたりまえにあったはずの日常。その時間がいかに大切で儚いものだったかを感じています」と旅を共にしたという漣さんの写真を投稿。
「父が歩んだ道のり。決して平坦では無かったと思います。小さい頃の記憶を辿ると、本当に生活をするのが苦しかった時期も長くありました」と幼少時代を回顧し、「ただ父と母はそれに勝る愛情と生きる力をくれたように思います。そして最後の瞬間まで努力し続けた人だと思います」と故人をしのんだ。
そして「時間が経っても思います。一瞬でもいい。会いたい。話したい」と切実な思いを吐露。生前に「現場で喜び、現場で傷つき、そして現場で生きる。ぼくは現場者だ」と語った漣さんの言葉をあげ、「多くの方の支えがあり、応援してくださる方がいて父は現場にいることができたのだと思います。改めて感謝いたします。本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。
最後は「今の姿。これからの姿を見ていてほしいと思います」と前向きにコメント。「あなたは今どうしているのでしょうか。どこにいてもあなたらしくいて下さい」と漣さんに語りかけている。
ファンからは「漣さんも、近くで見ている気がします」「写真の中から声が聴こえてきそうな気がしました」「素直にありがとうございますってきっと伝わってますよ」というコメントが寄せられている。