バイクに乗った出川哲朗(55)が、蒸し暑い7月の宮古島を駆けぬけていく――。この日、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)のロケが行われていたのだ。
14年の特番から始まった通称『充電旅』。番組は好評を博し、17年4月にゴールデン帯でのレギュラー化を果たした。その後、視聴率は最高で13.2%を記録。テレ東番組で指折りの人気を維持している。
「電動バイクに乗った出川さんとゲストが、行く先々でバッテリーの充電をお願いし、目的地を目指すというもの。出演者にとってはハードな企画ですが、出川さんの飾らないスタイルが多くの視聴者に支持されています」(テレビ局関係者)
ゲストには反町隆史や唐沢寿明をはじめ、大物芸能人が多数出演している。7月20日放送回には出川の“親友”中居正広(46)が登場し、出川と猛暑の山形で爆笑を誘う珍道中を繰り広げた。そんな『充電旅』だが、人気番組らしからぬ“意外な側面”があるという。
「実は『充電旅』は、テレ東の番組制作費の関係からとてもギャラが安いんです。出川さんは1本30万円ですし、ゲストも同じ。どんな大物でもそれは変わりません」(前出・テレビ関係者)
決して楽ではない外ロケで、ギャラは格安。しかし、それでもゲスト出演を熱望する芸能人は後を絶たないという。
「たとえば、去年の7月14日に出演した明石家さんまさん(64)は自ら出川さんに『どうしたら出演できるの?』と聞いてきたそうです。さんまさんがテレ東に出るのは34年ぶりのことでした。中居さんもテレ東のロケは23年ぶりですが、出演が決まってかなり喜んでいました。こちらは出川さん直々のオファーでかなったことでした。テレビ東京の力だけでは、豪華メンバーを格安ギャラで呼ぶのは難しかったかもしれません。それでもこうして大物ゲストの出演が続くのは間違いなく、出川さんのお人柄あってのことです。出会うすべての人を大事にする。そんな出川さんの謙虚な姿勢が番組を支えているのです」(テレ東関係者)
冒頭の宮古島ロケでも、出川は島民や観光客と談笑。たくさんの写真撮影にも気さくに応じるなど、“神対応”ぶりを見せていた。
これからも、テレ東の期待を背負って日本中を電動バイクで走りつづける出川。さらなる大物ゲストの出演も期待できそうだ。