「あの番組以降、最近の中居さんは雑談でも自らのことを“古い地図”と言って、周囲の人たちをざわつかせています」(番組制作関係者)
あの番組とは、中居正広(47)の冠番組『中居くん決めて!』(TBS系)11月18日放送での発言だった。
「キンプリ・高橋海人くんがゲスト出演したときでした。女性アイドルが『初めてジャニーズの方に(会う)!』とテンションが上がるのを見て、中居さんもジャニーズなのに、そう認識されなかったことを『俺、“古い地図”じゃないんだよ!』と言い放ったんです」(テレビ局関係者)
“古い地図”とは、元SMAPの稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の“新しい地図”にかけた言葉だろう。“古い地図”発言の真意はどこにあるのか――。
「確かにこの1年、中居さんは新規のCM出演依頼については断ることが多かったと聞いています。というのも、CMは年間契約のスポンサーが多いのですが、中居さんはいろいろな選択肢を考えていたようです」(広告代理店関係者)
ジャニーズ屈指の人気者となった中居にとって、’19年で最も大きかった出来事は、ジャニー喜多川氏(享年87)の逝去にほかならない。6月18日、くも膜下出血で倒れてから約3週間の闘病生活中、24時間態勢で所属タレントの誰かが病床を見守っていたという。
「病室内には中居さんが自ら作ったジャニーズの音楽のプレーリスト(演奏曲)と滝沢(秀明)さんの編集映像が流れていたそうです。中居さんはジャニーさんが気づいて目覚めてくれるように、大好きだった焼き肉を焼こうと、タレとお肉とホットプレートを用意してきたのですが、病院に断られたといいます。結局、焼き肉弁当をみんなで食べたそうです。中居さんの連日の看病のかいなく天国に旅立たれ、悲嘆にくれていました」(音楽関係者)
ジャニーさんの死をきっかけに、中居自身に変化が見られるようになったと話すのは、別の音楽関係者だ。
「SMAP解散後、中居さんがステージで踊ったのは、’18年1月31日。中居さんがプロデュースしたKis-My-Ft2の『舞祭組』のコンサートにサプライズ出演したのが最後でした。彼は以前からKis-My-Ft2には特別に目をかけており、ライブの演出のアドバイスなどもしていました。ハッキリと『SMAPを超えるグループになれ!』とも言っていましたね。ジャニーさんが亡くなったことで、より後輩に“ジャニーズ愛”を伝える姿勢に変わりました。彼らのきょうだいまで連れて福島に旅行に行ったり、自宅に招いたり。“古い地図”と自虐的に言ったのも“後輩たちが自分を超えていってほしい”という意識の現れだと思います」
中居は’20年、「ジャニーズの“古い地図”はもう捨てないと!」という新たな決意で臨むというのだ。ジャニーさんとの永別を経て、ジャニーズの後輩たちのためにも彼は前に歩を進める――。
「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載