高畑充希(28)主演ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)の最終話が12月18日に放送された。17年に高畑主演で話題を呼んだ『過保護のカホコ』の脚本家・遊川和彦氏やスタッフが再集結。どこまでもまっすぐな性格のサクラ(高畑)と4人の同期たちとの10年間を描くドラマだ。
2020年3月、副社長・黒川(椎名桔平)の計らいで古巣の花村建設に再就職したサクラ。社運を懸けたプロジェクトチームのリーダーを任されることに。黒川の後ろ盾を得たことで、忖度しない発言をしても誰もサクラには異を唱えることができない。自分の理想を実現できる状況にやりがいを感じ、仕事に邁進していくサクラだが……というのが最終話のあらすじ。
黒川から「お前がお前でいようとするなら、力を持つしかないんだ」と言われ、リーダーという“力”を与えられたサクラ。「自分が人生の新たなステージに入れたような気がしています」と、自分のやりたいように仕事をしていく。同時に多忙さから、悩みを抱える同期たちの相談には今までのように誠実な対応ができなくなっていく。
そんな姿に不安を覚えた同期たちは、サクラを呼び出し「黒川を信じすぎるな」と忠告する。
しかしサクラは「内政干渉みたいなことを言うのはやめてほしい」と反論し、百合(橋本愛)らとの間に亀裂が生まれてしまう。
そんななか恩人であるスミレ(相武紗季)がリストラ勧告されたことをきっかけに、黒川のやり方に疑問を抱くサクラ。さらに自らの信念のもと新しい道を歩みはじめた同期たちがサクラのもとに再び集まる。同期たちから勇気をもらったサクラは、黒川に退職届を渡す。黒川から「この業界で二度と働けないよういしてやるぞ」と脅されるも、「私の力は仲間です。優秀な仲間さえいれば素晴らしい仕事ができます。どんなに辛くても自分は決して一人じゃないと勇気がでます。それが私の力です」と高らかに宣言する。そして、花村建設を去っていった。
最後には、夢に共感してくれた小さな建設会社で働くことになったサクラ。そして、満開の桜の下で、同期たちと夢を語りあいそれぞれの道を歩いていく。大団円となった最終回を受けて、ネット上では《感動した》《よかったー》といったハッピーエンドを喜ぶ声が。
そのいっぽうで、一部では同期たちに複雑な感情を抱く声も。9話ではサクラが主催した鍋パーティを直前でドタキャンしていた同期たち。さらに最終回でも人が変わってしまったサクラに百合は「醜いアヒルの子が白鳥になった途端、冷たくなった感じ」と言い放っていた。こうした行動や言動から、最後まで同期たちとサクラの“絆”に疑問を抱く人も少なからずいたようだ。
《最終回。ひたすらに、鍋パの件が無かったら良かったのにと…同期への不信感が消えないまま迎えた最終回…彼らへの感情移入は難しく良心はすみれさんしかい思った 10話に収めるには内容が濃いドラマだったから、駆け足で収めた感じが拭えなかったなぁ…8話から瓦解した感…》
《サクラ、「同期のおかげ」って洗脳されすぎてない??どう考えてもサクラは同期にそんな頼ってないし愚痴って相談しまくって頼りすぎてたのは同期達の方だし、サクラが立ち直れたのはサクラ自身の力だけだし、サクラは一人でも普通に優秀だし、結局サクラから力を奪ったの同期達じゃん》
《自分の都合だけはOKで相手の都合は無視したり否定したり…自分の痛みには敏感なのに相手がしんどい時に助けるどころかやっと吐き出した言葉すら叩き落として潰しにかかって自分が幸せで安定したら連絡途絶えたりする 間違いなく同期の奴らの方は現実にそこかしこに居るタイプだよね》
最後まで賛否両論だった本作。歳を重ねた同期たちとサクラのその後が見たいかも!?