――たけしさんの再婚についてどう思いますか?
「おめでたいことですからね。だから『結婚おめでとう』でいいんじゃないですか」
あっけらかんとした様子で、たけしの結婚を祝う幹子さん。愛人と報じられたAさんへの“複雑な感情”について聞くと……。
「今はそんな気持ちはこれっぽっちもありませんよ。それより第二の人生を明るく楽しく。いつも笑って生きていきたいですね」
これまでになく晴れやかな表情で答える幹子さん。その原動力は残された家族だという。
「昨年、長男に子どもが生まれて孫ができたんです! 家族たちの成長を見守りたいです」
かつて「オフィス北野」の関連会社の代表を務め、現在は大手広告代理店で働く長男の篤氏。“幼少期の父との記憶がほとんどない”という複雑な思いを抱きながらも、ともにたけしを支えてきた息子の幸せは、幹子さんにとっても何よりも喜びだろう。幹子さんが変心を見せた裏には、こんな思いがあったようだ。
「幹子さんは、下積み時代からたけしさんを支えてきた自負があったので、Aさんとの交際を聞いても『絶対に離婚しない』と決めていたといいます。しかし、次第に『いい年なんだし、彼の幸せを私も応援しよう』という気持ちになっていったそうです」(テレビ局関係者)
そして、そんな幹子さんの愛情にたけしも“返信”をしていた。
「たけしさんは、昨年の『NHK紅白歌合戦』に第70回を祝う特別ゲストとして出演。見習い時代の思い出が詰まった『浅草キッド』を披露しましたが、そこには幹子さんへの思いもあったといいます。昨年は、39年連れ添った幹子さんとの離婚を迎えた“節目の年”。誰もが注目する紅白で『浅草キッド』を歌うことは、ずっと支えてくれた幹子さんへのたけしさんなりの“感謝状”なのだと思います」(前出・テレビ局関係者)
最後に、幹子さんにたけしへのメッセージを聞くと――。
「だから残りの人生、彼にも健康で、幸せになってほしいですね……。これからも元気で仕事をしてくださいって。願いはそれだけ」
袂を分かっても、たけしと幹子さんの“絆”は消えなかった――。