希林さん譲りの堂々とした口調で取材に応じた雅樂。 画像を見る

三回忌を迎えた今も日本中から愛され続けている樹木希林さん(享年75)。何事にも動じず、独自の道を歩み続けた希林さんが愛情を注いでいたのが孫の雅樂(22)だ。雅樂がUTAとしてモデルデビューした際、希林さんは本誌にこう語っていた。

 

《おじいちゃん、つまり裕也さんの若いころにソックリですよ。いつも、ああいう不満そうな顔つきをしていましたから。でも性格は正反対。裕也さんと違って孫は温厚だから、人ともめるようなことはないわね》(本誌18年7月17日号)

 

希林さんが最後に購入した愛車も受け継いだという雅樂が、三回忌数日前の9月上旬、本誌の取材に答えてくれた。特に記憶に残っている希林さんとの思い出について聞くと、微笑みながら振り返った。

 

「自分が小さかったとき、2人でカナダのモントリオールに行ったんです。おばあちゃんの出ていた作品がモントリオール映画祭にノミネートされていて」

 

──「あなたも来る?」という感じだったのでしょうか?

 

「はい、変な話ですけど、通訳代わりみたいな。自分はそのときにはもう英語がしゃべれたので。

 

ふたりでいろいろと観光スポットに行ったんですけど、ナイアガラの滝ってあるじゃないですか。その滝に近づく遊覧船があるんです。それに2人で乗って、もう思いっきりびしょびしょになりながら大笑いし合ったこと。それが何より楽しい、おばあちゃんとのいい思い出です」

 

ユニークな秘話も明かしてくれた。

 

「うちの家族は二世帯住宅。僕らが上で、おばあちゃんは1階に住んでいました。すると時々、『内田商会から派遣されてやってきました家政婦の内田と申します』と、言って2階へ上がってきては適当に掃除したり、洗い物をして帰っていくんです」

 

一部報道で、雅樂はじめ本木一家が昨年の一周忌については行わなかったことが報じられていたが、三回忌について尋ねると――。

 

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