「本当にショックですよ。あまりにも恥ずかしい話で、彼にはガッカリしました。叱りつけてやりたい思いで、胸がいっぱいです……」
苦渋に満ちた声で、そう語るのは、株式会社・寛斎スーパースタジオの社長を務める山本斎彦氏。斎彦氏は、ファッションデザイナー・山本寛斎さん(享年76)の実弟で、伊勢谷友介容疑者(44)の異母兄にあたる。
今年7月、寛斎さんの急性骨髄性白血病による逝去が公表された直後、伊勢谷容疑者は自身のインスタグラムに、こんな追悼コメントを掲載した。
《寛斎さんが病床で、最後に僕に聞いた事。「俺の生き方、どうだ?」僕は慌てて「凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イベントの演出家として大きなショーを現実にしたことも。」と。寛斎さんは満足気に小さく頷いた。。。》
寛斎さんと伊勢谷は、32歳の年の差があったが、その絆は強かったという。伊勢谷はインスタグラムでこうもつづっている。
《僕が物心ついた頃には、寛斎さんはファッションの分野で世界を相手に正に『歌舞いて』いた。そんな兄の存在は高校生の僕にとってメンターに変わった。》
多くの人々が感動した追悼コメントだったが、伊勢谷はこの1カ月半後の9月8日に大麻取締法違反の疑いで逮捕されてしまったのだ。