「どうして……」。突然の訃報に、日本中が呆然とした。映画にドラマにと活躍し続けるトップ女優の姿に、私たちはどれだけ心を震わせてきたことだろう。時代を追うごとに、違う魅力を開花させてきた竹内結子さん(享年40)。そこで、30代以上の本誌読者約1200人に緊急アンケートを実施。読者に聞いた「好きな作品」トップ5とともに、彼女の功績をしのびますーー。
【第1位】ドラマ『ランチの女王』(’02年)/麦田なつみ役
「オムライスを頬張って幸せそうにほほ笑むシーン、彼女の透き通るような笑顔が大好きです」(60代)
「当時、田舎に住んでいた私に、下町のおいしいランチを食べに行く夢をいただきました」(30代)
「当時、ボーイッシュな見た目でこんなにかわいい人がいるなんて、と衝撃を受けました」(30代)
洋食店を舞台に、ランチをこよなく愛するヒロインと4兄弟の恋模様を描いた本作。月9初主演作ながら明朗快活な女性をのびやかに演じ、一気にスターへと駆け上がった。
【第2位】ドラマ『ストロベリーナイト』(’10年〜)/姫川玲子役
「クールな感じと赤のエルメスのバッグ。ピッタリ似合ってカッコよかったです」(50代)
「警察組織の中で闘う強い女の部分もあるけれど、菊田に対して時には弱い部分もさらけ出す……そんなシーンが好きでした」(40代)
竹内さんが演じたのは、警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係の主任刑事。西島秀俊演じる菊田をはじめ個性豊かな男性刑事たちを率いる姫川は、彼女の代名詞とも言える当たり役に。
【第3位】ドラマ『プライド』(’04年)/村瀬亜樹役
「恋人を待っている一途な彼女の顔。切なげで、奇麗な目がうるうるした感じが今でもハッキリ印象に残っています」(30代)
「キムタクとの掛け合いに、何度見てもキュンとします」(40代)
アイスホッケーを通してスポーツと恋を描いた青春ドラマ。木村拓哉と竹内さんのラブシーンでは、キムタクの決めゼリフの「maybe」や氷の上のお姫様抱っこなど名場面が誕生。
【第4位】映画『いま、会いにゆきます』(’04年)/秋穂 澪役
夫婦を演じた中村獅童と本作の撮影中から恋人に。’05年、交際半年のスピード婚で世間を騒がせた。同年男児を出産したが’08年に離婚。
【第5位】映画『コンフィデンスマンJP』(’19年〜)/ラン・リウ(スタア)役
劇場版第1作で香港マフィアの女帝を演じた。共演者の三浦春馬さんの横で笑顔を見せていたが、公開から1年後、2人は帰らぬ人に。
竹内結子さんのご冥福をお祈りいたしますーー。
「女性自身」2020年10月20日号 掲載