■テレビのお陰で師匠の“35年目の忠告”を破ることに
「談志さんも一時は多くのテレビ番組に出演していましたが、最終的には落語一本に専念するようになっていきました。しかし逆に思い悩むようになり、志らくさんにも『お前も芸歴35年で壁にぶち当たる』と忠告をするようになったといいます。
ただ、志らくさんは『落語に専念するのではなく、遊べる場所を持っておくべき。むしろそのほうが、落語にいい影響を与えてくれる』と考えていました。テレビから離れたことが、結果的に師匠を悩ませることになったとも思っていたのです。だから彼はどれだけ忙しくても、あえてテレビでの仕事も続けてきたのです」(テレビ局関係者)
師匠の忠告を胸に、テレビ出演を続けた志らく。そして昨年、芸歴35周年を迎えた。
「師匠の“35年目の忠告”は杞憂に終わったみたいで、志らくさんは今でも軽やかです。『グッとラック!』が3月に終わることになった今も、『次は何をしよう』と考えているそうですから」(前出・テレビ局関係者)
番組は終了するが、志らくはすでに次のステージに向かっているようだ。