中居正広が巨額寄付を続ける理由 26年間で総額2億円以上に
画像を見る 昨年11月、真っ白なパーカーを着て笑顔でロケにのぞむ中居

 

■2人の父から学んだのは倹約とチャリティ精神

 

東日本大震災発生後の3カ月で、SMAPメンバー5人が日本赤十字社に寄付した義援金は少なくとも総額4億円以上。

 

「そのうちの2億円を中居さんが寄付したとの報道もあります。もし仮にそこまでではなかったとしても、’16年のテレビ番組で彼は『3月11日の前後は(毎年)必ず義援金を出している』と語っており、また震災以外でも寄付を続けていますからね。26年間でトータル2億円はくだらないはずです」(前出・スポーツ紙デスク)

 

なぜ中居はそこまで寄付に尽力するのか? その陰には“2人の父”の存在があるという。まず前出のスポーツ紙デスクによれば、

 

「彼は10代のときに雑誌のインタビューで“貧しいなか3人の子供を育て、野球までさせてくれた両親を尊敬している。恩返しがしたくて芸能活動を頑張っている”などと語っています。’15年2月19日に逝去した実父・正志さんは経済的に恵まれない時期でも、明るさや人への思いやりを忘れない男性だったそうです。

 

“ガムテープで補強された椅子を使い続けている”“セロハンテープで蓋を閉めた炊飯器を愛用していた”といった質素倹約エピソードも多い中居さんですが、お父さんも物欲がまったくない人だったとか。

 

芸能界でブレークした後、父の日にプレゼントをしようとしたら、“俺を父親にしてくれた子供たちに感謝する日なんだから、お祝いはいらない”と、断られたと明かしたこともあります。自分のためよりも、困っている人のためにお金を使うという中居さんの姿勢も、正志さんの影響を受けているのだと思います」

 

2月13日に放送されたラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)で、中居は、「毎日お酒飲むたびにやっぱ思いだすんだよね」と、正志さんを偲んでいた。

 

影響を受けたもう一人の“父”は、故・ジャニー喜多川さんだ。

 

「ジャニーさんの遺志により、日本赤十字社に対し、ジャニーズ事務所から5億円が贈られたことも記憶に新しいところです。ジャニーさんはアメリカでエンタテインメントを学ぶと同時に、チャリティ精神の大切さも学んだそうです。

 

そして事務所設立当初から、チャリティ精神の大切さをタレントたちに教えてきました。その精神をいちばん強く受け継いだのが中居さんなのです」(前出・音楽関係者)

 

中居が熱心に寄付を続けているのは、2人の亡き父への恩返しという意味もあるからなのだろうか。自宅では実父・正志さんの仏壇の横にジャニーさんの遺骨が安置されているという。銀色に輝く褒章は、その前にささげられることだろう。

 

「女性自身」2021年3月2日号 掲載

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