■「復興五輪も架空だった」…宮本氏の悔恨
17年、東京五輪の公式イベントで演出を担当した宮本氏。しかし今年3月、『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)では東京五輪に対して「日本から中止の意思を表明するべきだと思います」と発言。そして、こう話している。
「オリンピックは日本だけのものでなく、世界のものであり、先進国だけでなく、後進国のものでもあります。今の感染状況の世界を冷静に見てて、インド、ブラジルを含めて……。皆さん切り裂かれちゃうんですよ、国民の気持ちが」
さらに5月には『東京新聞』の取材に対し、「招致決定当初、『世界一お金がかからない五輪』や『復興五輪』といった発言を信じようとした」と明かしながらも「大会経費は倍以上に膨れ上がり、福島第一原発事故の後処理も進まない、全て誘致のための架空のものだった」「悲惨な現実を見て『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれました」と悔恨を明かしている。
Twitterでは宮本氏の言動に対し《今更そんな話されても信じるかよ? 卑怯者の裏切者にしか見えんよ》《もっと早くに云えよ》との声も上がる。
そのいっぽうで《オリンピック開催の裏側に行って尚倫理観を持ち続けられた亞門さんを尊敬します》《よりたくさんの人に亞門さんの言葉を知ってほしいと思います》との声も。
大事なのは“いま何を考え、どうするか”ではないだろうか。